本日は、固まったパソコンを再起動できない?安全なシャットダウン方法とその手順について紹介します。
パソコンがフリーズしてしまい再起動できない場合、無理に電源を落とすとデータの損失やシステムの破損につながる恐れがあります。できる限り安全な方法でシャットダウンし、正常に再起動するための手順を知っておきましょう。以下では、安全にシャットダウンするための手順を解説します。
安全なシャットダウン方法と手順
- タスクマネージャーの利用
最初に試みたいのが*「Ctrl + Alt + Delete」*を押してタスクマネージャーを開き、フリーズの原因となっているプログラムを強制終了する方法です。タスクマネージャーが開いたら、応答なしのアプリを「タスクの終了」で閉じ、メモリやCPUの負荷を軽減することで、パソコンが元に戻る場合があります。 - ショートカットキーを使ったログオフ
タスクマネージャーが開かない場合は、*「Windowsキー + L」*で一度ロック画面に移動してみてください。ロック後、再度サインインすることでシステムがリフレッシュされることがあり、これでパソコンが操作可能になることがあります。 - キーボードショートカットでシャットダウンを試す
デスクトップ画面で*「Alt + F4」を押すと、シャットダウンオプションが表示されます。ここから「シャットダウン」を選択して「OK」をクリックすることで、安全にパソコンを終了できます。ウィンドウやアプリが開いている場合も、「Alt + F4」*を使って順番に閉じていくことで、システム負荷を減らし、フリーズが解消される可能性があります。
強制シャットダウンの手順
上記の方法でも応答がない場合は、最後の手段として強制シャットダウンを試みます。ただし、システムやファイルへの影響を最小限にするため、以下の手順を守りましょう。
- 電源ボタンを長押し
電源ボタンを10秒以上押し続けると、多くのパソコンは強制シャットダウンされます。この方法は応答が一切ない場合の最終手段です。強制シャットダウン後、数分待ってから再度電源を入れると、システムがリセットされることが多いです。 - バッテリーや電源コードを取り外す(ノートパソコンの場合)
ノートパソコンで電源ボタンが効かない場合、バッテリーと電源ケーブルを外し、数分放置してから再度接続し電源を入れます。この方法で内部の電気がリセットされ、正常に起動する可能性があります。 - デスクトップパソコンの場合は電源ユニットのスイッチを操作
デスクトップパソコンの場合、背面にある電源ユニットのスイッチを一度オフにし、数分待ってからオンにすることで、電源が完全にリセットされます。その後、通常通り電源を入れ直してください。
フリーズ防止のための予防策
日頃からフリーズを防ぐために、パソコンのOSやドライバを最新の状態に保つこと、不要なアプリケーションを削除してメモリやディスク容量の負担を軽減することが重要です。また、冷却ファンの清掃を行い、過熱を防ぐことで、パソコンの安定性を保ちやすくなります。
緊急時に備えた安全なシャットダウンの手順を知っておくことで、大切なデータやパソコンの機能を守ることができます。