本日は、起動しないパソコンを救う方法について紹介します。
パソコンが突然起動しなくなると、非常に困りますが、自宅で試せる簡単な応急処置で問題が解決する場合もあります。この記事では、パソコンが起動しない時に自宅でできる基本的な対処法と、専門業者に相談するべきタイミングについて解説します。
1. 電源ケーブルと接続状況の確認
最初に確認すべきは、電源が正しく接続されているかどうかです。電源ケーブルが緩んでいたり、コンセントに問題があると、電源ボタンを押してもパソコンが反応しません。
応急処置: 電源ケーブルがしっかり接続されているか確認し、別のコンセントや延長コードを試してみましょう。ノートパソコンの場合は、ACアダプターが正常に動作しているか確認し、バッテリーを取り外してアダプターのみで起動を試みます。
2. 静電気を除去する
静電気が原因でパソコンが起動しないこともあります。特に乾燥した環境では、パソコンの内部に静電気が溜まり、回路に影響を与えることがあります。
応急処置: パソコンの電源を完全に切り、電源ケーブルを外した状態で電源ボタンを15〜20秒間押し続けます。これにより内部の静電気が放電され、その後に電源を再接続して再び起動を試みます。
3. 外部デバイスの取り外し
外付けのUSBデバイスやSDカード、その他の周辺機器が原因でパソコンが起動しないことがあります。これらのデバイスがBIOSで誤ってブート優先順位に設定されていると、OSが正常に読み込まれない場合があります。
応急処置: すべての外部デバイスを取り外し、再度パソコンを起動してみましょう。それでも問題が解決しない場合は、BIOSの設定を確認し、正しい起動ドライブが選ばれているかをチェックする必要があります。
4. メモリ(RAM)の再取り付け
メモリモジュールが正しく挿入されていない、あるいは故障していると、パソコンは電源が入っても起動しないことがあります。これは、メモリがパソコンの動作に必要なデータを一時的に保持する役割を果たしているためです。
応急処置: パソコンを開けてメモリを一度取り外し、ホコリを取り除いてから再びしっかりと差し込みます。複数のメモリモジュールがある場合は、1枚ずつ確認して、問題が解消されるかテストしましょう。
5. BIOSリセット
BIOSの設定が誤っていると、パソコンが起動しなくなることがあります。特に、最近BIOSアップデートを行った後に問題が発生した場合は、BIOS設定が原因かもしれません。
応急処置: BIOSの設定をデフォルトに戻すため、電源ボタンを押して起動直後に「F2」や「Delete」キーを押してBIOS画面に入ります。ここで「デフォルト設定に戻す」オプションを選択し、保存して再起動します。
6. 専門業者への相談タイミング
応急処置を試してもパソコンが起動しない場合、以下の状況では専門業者に相談することを検討しましょう。
- 電源ユニットやマザーボードの故障が疑われる場合
- パソコンから異常な音(ビープ音、カチカチ音など)が聞こえる場合
- バッテリーやハードディスク、SSDに物理的な損傷がある場合
ハードウェアの故障やデータ復旧が必要な場合は、自己修理は危険を伴うことがありますので、無理せず専門の業者に依頼することが重要です。
パソコンの電源が入らないときの対処法についてはこちらから
パソコンが起動しない場合、自宅でできる応急処置で解決できることが多いですが、問題が解消しない場合やハードウェアに深刻な問題がある場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
当店では、無料見積もりを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。