本日は、水没で壊れたMacのデータ復旧は可能か?試すべき方法とリスクについて紹介します。
Macが水没してしまうと、ハードウェアの損傷に加え、大切なデータの消失リスクが生じます。しかし、適切な方法で対処すればデータ復旧が可能な場合もあります。以下、Macのデータを復旧するための手順と注意点、そしてリスクについて解説します。
1. まずは電源を入れないことが最重要
水没直後にMacを起動すると、内部回路がショートするリスクが高まります。そのため、データ復旧を試みる際は、まず電源を完全にオフにし、乾燥して完全に水分が取り除かれるまで待つことが最も重要です。できれば自然乾燥を48~72時間程度確保し、内部の湿気を取り除いてから次のステップへ進むべきです。
2. データ復旧ソフトウェアの利用を検討する
Macが起動できる状態であれば、専用のデータ復旧ソフトウェアを利用して、ファイルの回復を試みることができます。例えば、「EaseUS Data Recovery Wizard」や「Disk Drill」といったソフトウェアがあり、これらは水没などによるデータ損傷にも対応しています。これらのツールは、ディスクのデータ領域をスキャンし、削除されたりアクセスできなくなったファイルを検出して復旧を試みます。
3. 専門業者による物理的なデータ復旧サービス
もしMacが全く起動しない場合や、ハードディスクやSSDが破損している場合は、データ復旧の専門業者に依頼する方法があります。専門業者はクリーンルームで高度な機器と技術を使用してデータを復元するため、物理的な損傷がある場合でも復旧の可能性が高まります。費用は数万円から十数万円程度かかることが一般的で、データの容量や破損状況によって価格は変動します。
4. 復旧のリスクと限界
データ復旧には成功率が保証されないというリスクが伴います。特にSSDは、ハードディスク(HDD)に比べて復旧が難しい傾向があります。SSDはデータが分散され、消失した場合に復旧が困難であるため、損傷が重い場合は完全な復旧ができない可能性もあります。また、専門業者に依頼する際には費用が高くなる点も考慮が必要です。
5. バックアップの重要性を再認識する
水没などの事故によるデータ損失は、いつでも誰にでも起こりうるため、定期的なバックアップを行っておくことが最善の対策です。MacにはTime Machine機能が備わっており、これを使えば外付けハードディスクなどに簡単にバックアップを取ることができます。クラウドストレージ(iCloud、Google Drive、Dropboxなど)も活用することで、より安心してデータを保護できます。
無料見積もり・ご予約はこちらから
水没で壊れたMacのデータ復旧は可能性がありますが、状況に応じた適切な対応が必要です。電源を入れず、乾燥を十分に行った後、データ復旧ソフトや専門業者を利用することを検討します。また、復旧の成否や費用を考えると、事前にバックアップを取ることが何よりも大切です。予防対策を意識し、データを守ることがデータ損失のリスクを軽減する最良の方法と言えます。
当店では、水没クリーニングを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。