本日は、キーボードが一部だけ反応しない時の原因と対処法を1つ紹介します。
キーボード内部のホコリやゴミによる反応不具合とその対処法
原因:キーボード内部にたまったホコリやゴミ
キーボードの一部のキーが反応しない原因の一つに、内部にたまったホコリやゴミの存在があります。日常的にパソコンを使用していると、細かなホコリや食べかす、髪の毛などがキーボード内部に入り込み、キーの押し込みの妨げや、接触不良を引き起こすことがあります。このような状態になると、キーの反応が鈍くなったり、まったく動作しなくなることがあります。
ホコリやゴミが原因となる主なケース
- 長期間の使用による蓄積:
- キーボードを長期間使用していると、少しずつホコリやゴミが蓄積されていきます。特にデスクトップパソコンの外付けキーボードや、頻繁に使うノートパソコンのキーボードでは、この問題が顕著です。
- 食べ物のかすや飲み物の飛び散り:
- パソコン作業中に飲み物を飲んだり、軽食を取ったりすることがあると、気づかないうちにキーボード内部に食べかすが入り込んでしまうことがあります。これらの異物がキーの下に挟まることで、反応不良を引き起こします。
- ペットの毛の蓄積:
- ペットを飼っている場合、毛がキーボードの隙間に入り込み、キーの動作を妨げることがあります。特に長毛種のペットの場合、抜け毛が多く、知らず知らずのうちにキーボードにたまっていくことがあります。
- 静電気による吸着:
- キーボードは静電気を帯びやすいため、ホコリが吸着しやすい環境にあります。この静電気の影響でホコリが蓄積し、接触不良を引き起こすことがあります。
対処法:ホコリやゴミを取り除く方法
手順1: キーボードの清掃準備
- 電源を切る:
- ノートパソコンの場合は電源を完全にオフにし、バッテリーを取り外せる機種ならバッテリーも外します。外付けキーボードの場合は、パソコンから取り外しておきます。
- 必要な道具の準備:
- 掃除用の道具として、エアダスター、柔らかいブラシ、キーボード専用のクリーニングジェルや綿棒などを用意します。また、キーボードカバーを取り外すツールが必要な場合もあります。
手順2: キーボード表面と内部の清掃
- エアダスターでのホコリ除去:
- キーボードの表面にエアダスターを使い、隙間に入り込んだホコリや小さなゴミを吹き飛ばします。このとき、キーボードを逆さまにするか、少し角度をつけて吹きかけることで、内部の異物を効率よく除去できます。
- ブラシやクリーニングジェルの使用:
- 柔らかいブラシでキーボード表面をなぞり、細かいゴミをかき出します。また、クリーニングジェルをキーボードに押し付けて取り外すことで、内部のゴミをしっかりと取り除くことができます。
- 綿棒での清掃:
- キーの隙間が狭く、エアダスターやブラシで取り切れない場合は、綿棒に少しだけ無水エタノールを含ませて、汚れを拭き取ります。綿棒は慎重に使い、キーに強い力をかけないように注意します。
- キーキャップの取り外し(外付けキーボードの場合):
- メカニカルキーボードなど、一部の外付けキーボードではキーキャップを簡単に取り外せます。キーキャップを外して内部のゴミを掃除し、再び取り付けると、より徹底的な清掃が可能です。
手順3: 定期的なメンテナンス
- 定期的な清掃の習慣化:
- キーボードの清掃を定期的に行うことで、ホコリやゴミの蓄積を防ぐことができます。特に、週に一度エアダスターでの簡単な清掃を行うことで、不具合の発生を大幅に減らせます。
- キーボードカバーの利用:
- キーボードカバーを使用することで、ホコリや食べかすの侵入を防ぎ、内部を清潔に保つことができます。シリコン製や薄いプラスチック製のカバーが多く販売されており、キーボードを保護しつつタイピング感を損なわないタイプもあります。
- ペットや食べ物からの距離を保つ:
- ペットが近くにいる環境では、キーボードを使用する際にカバーを付けたり、使用後にしっかりと清掃する習慣をつけましょう。また、飲食物はキーボードの近くに置かないようにし、事故を防ぐことが大切です。
追加の注意点
- エアダスター使用時の注意:
- エアダスターを使用する際は、缶を逆さまにして使わないようにしましょう。逆さまにすると冷却液が飛び出して、キーボード内部のパーツを損傷する可能性があります。
- キーキャップ取り外しのリスク:
- キーキャップを取り外す際は、無理な力を加えないようにし、専用のツールを使用することが推奨されます。特にノートパソコンの場合は、キーキャップの爪が非常に繊細なため、破損しないように慎重に扱うことが重要です。
- 掃除後の動作確認:
- 清掃が完了したら、全てのキーが正常に反応するかテストを行いましょう。掃除の過程で何らかの影響があった場合、すぐに気づけるようにするためです。
その他の、キーボードが一部だけ反応しない時の原因と対処法についてはこちらから
キーボード内部のホコリやゴミの蓄積は、キーの反応不良を引き起こす一般的な原因です。しかし、定期的な清掃と適切なメンテナンスによって、このようなトラブルは予防できます。キーボードは毎日使用するパソコンの大切な入力デバイスですから、清潔に保ち、快適なタイピング環境を維持することが大切です。ホコリやゴミが原因でキーが反応しない場合は、まず清掃から試してみることをおすすめします。もし掃除しても改善しない場合は、他の原因を考慮し、適切な対応を進めることが重要です。
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