やってはいけない!パソコンに飲み物をこぼしたときのNG行動

パソコンシェルジュ心斎橋店です。

本日は、やってはいけない!パソコンに飲み物をこぼしたときのNG行動について紹介します。

パソコンに飲み物をこぼしてしまったとき、焦ってしまいがちですが、誤った対処をすると故障の原因になり、修理費が高額になることもあります。ここでは、やってはいけないNG行動を紹介し、適切な対処法についても解説します。


NG① 電源を入れたままにする

一番危険なのが、電源を入れたまま放置することです。内部に液体が入り込むと、電子部品がショートし、取り返しのつかないダメージを受ける可能性があります。

▶ 正しい対処
すぐに電源を切り、ノートPCならバッテリーや電源コードを取り外しましょう。


NG② 慌てて動かそうとする

こぼしたパソコンを持ち上げて振る、激しく動かすのも危険です。液体がさらに広がり、内部の基板や部品に深く浸透する可能性があります。

▶ 正しい対処
そっとキーボード面を下に向けて、液体を自然に排出させるようにしましょう。


NG③ ドライヤーで乾かす

「すぐに乾かせば大丈夫!」と思い、ドライヤーの熱風を当てるのはNGです。パソコン内部の部品は熱に弱く、特にバッテリーや基板が高温でダメージを受ける可能性があります。また、温風の勢いで液体が内部の隙間に押し込まれてしまうこともあります。

▶ 正しい対処
自然乾燥が基本
・風通しの良い場所に24~48時間放置
・シリカゲル(乾燥剤)を近くに置く


NG④ ティッシュやタオルでゴシゴシ拭く

キーボードの隙間に入った液体をティッシュやタオルで拭き取ろうとすると、繊維がキーボードの内部に入り込んでしまうことがあります。また、強く押し込むことで、より深く液体が浸透してしまうこともあります。

▶ 正しい対処
・吸水性の高い布で軽く押さえて水分を吸収
・綿棒を使って細かい部分の水分を取る


NG⑤ すぐに電源を入れて確認する

「乾いたかもしれない」と思ってすぐに電源を入れるのは絶対にやめましょう。内部に水分が残っていると、ショートして完全に故障する恐れがあります。

▶ 正しい対処
最低でも24~48時間は電源を入れずに乾燥させましょう。


NG⑥ 分解しようとして壊す

「内部の水分を拭き取ろう」として、自己判断で分解するのも危険です。最近のノートPCは精密な構造になっており、分解には専用の工具が必要な場合が多いため、無理に開けると破損するリスクがあります。また、保証が無効になることもあるため注意が必要です。

▶ 正しい対処
・分解が難しい場合は専門の修理業者に相談


NG⑦ 放置して自然乾燥だけに頼る

「自然に乾けば大丈夫」と思って何もせず放置すると、内部に残った液体が腐食を引き起こし、数日後や数週間後に故障することがあります。特にコーヒーやジュースなど糖分を含む液体は、乾燥後にベタつきが残り、キーボードの動作不良を引き起こすことがあります。

▶ 正しい対処
・こぼした飲み物が糖分やミルクを含む場合、できるだけ早く専門業者にクリーニングを依頼する


まとめ

パソコンに飲み物をこぼしたとき、焦って適当な処置をすると故障のリスクが高まります。電源をすぐに切る、適切に乾燥させる、安易に電源を入れないことが重要です。間違った対応をせず、慎重に対処することで、修理費用を抑えられる可能性があります。もし不安な場合は、速やかに専門の修理業者に相談するのが賢明です。

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