Windows黒画面表示のトラブルシューティング

パソコンシェルジュ石川白山店です。

本日は、Windows黒画面表示のトラブルシューティングについて紹介します。

Windowsパソコンで黒画面が表示される問題に遭遇した場合、バックライトやディスプレイ設定に異常がある可能性も考えられます。これらの設定や機能に不具合が生じると、システム自体は正常に動作していても、画面が暗く見えることがあるため、画面が真っ黒なままとなる場合があります。以下に、バックライトやディスプレイ設定の確認方法とその手順を解説します。

1. バックライトのチェック

黒画面が表示されている場合、バックライトが原因で画面が暗く見えることがあります。バックライトは、液晶画面の裏から光を照射するための部品で、これが故障すると表示はされていても光が届かないために真っ暗に見えてしまいます。バックライトが原因かを確認する簡単な方法として、次の手順を試してみましょう:

  • スクリーンに懐中電灯やスマートフォンのライトを当て、画面を近くから覗いてみて、うっすらと何かが表示されているか確認します。もし、うっすらとWindowsのデスクトップやログイン画面が見えるようであれば、バックライトの故障が疑われます。
  • バックライトの問題が確認できた場合、自己修理は困難なので、メーカーや専門の修理業者に相談するのが安全です。

2. ディスプレイ出力設定の確認

特に外部ディスプレイやプロジェクターを使用したことがある場合、Windowsのディスプレイ出力設定が誤って変更され、画面が黒くなっている可能性もあります。ディスプレイ出力設定が誤っていると、メインディスプレイに出力されていないことがあります。以下の方法で確認を行いましょう。

  • キーボードの「Windowsキー」 + 「Pキー」 を押し、表示される「プロジェクターモード」のメニューを確認します。「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」などの選択肢がありますので、「PC画面のみ」を選んでEnterキーを押します。これで表示が戻ることが期待できます。

3. ディスプレイドライバーの確認

ディスプレイに出力するためのドライバーが正しく動作していないと、黒画面になる可能性があります。ディスプレイドライバーが最新でない場合や破損している場合、更新やリセットを行うことでトラブルが解消されることがあります。

  • パソコンを「セーフモード」で起動し、デバイスマネージャーから「ディスプレイアダプター」を選択します。ディスプレイドライバーを右クリックし、「ドライバーの更新」または「デバイスのアンインストール」を選びましょう。アンインストール後、パソコンを再起動すると、Windowsが基本のドライバーを自動でインストールします。これにより、ディスプレイ設定がリセットされて正常に表示される場合があります。

4. 明るさ設定の確認

稀なケースですが、明るさ設定が極端に低くなっていることも黒画面の原因となることがあります。特に、外部ディスプレイを接続して設定を変えた後に、内部ディスプレイに戻す際に明るさが最小になっていることがあります。

  • キーボードの明るさ調整キー(通常Fキーのいずれか) を使用して明るさを上げる操作を試みてください。また、「Windowsキー」+「Iキー」を押して「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「明るさ」の項目から調整が可能です。

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Windowsの黒画面表示トラブルには、バックライトやディスプレイ設定が関わっている場合もあります。バックライトの確認やディスプレイ出力設定、ドライバー更新といった手順を実行することで、多くのケースで問題を解消できます。

石川白山店