Windowsパソコンの自動バックアップ設定方法

パソコンシェルジュ仙台長町店です。

本日は、Windowsパソコンの自動バックアップ設定方法について紹介します。

大切なデータは、パソコンを使っているときに予期しないトラブルに遭遇することがあります。ハードディスクの故障やウイルスの感染、誤ってファイルを削除してしまうなど、データの消失リスクはつきものです。そのため、パソコンのデータを定期的にバックアップすることは、万が一の事態に備えるために非常に重要です。幸い、Windowsには自動バックアップ機能が備わっており、手間をかけずにデータを安全に保護することができます。本記事では、Windowsパソコンの自動バックアップ設定方法を詳しく解説します。

1. Windowsのバックアップ機能とは?

Windowsには、データを定期的にバックアップするための「ファイル履歴」機能と、「バックアップと復元」機能が標準で搭載されています。これらを使うことで、外付けハードディスクやネットワークドライブ、クラウドストレージに自動でバックアップを取ることができます。

  • ファイル履歴:ファイル履歴は、指定したフォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ビデオなど)を自動でバックアップし、以前のバージョンに戻せるようにする機能です。
  • バックアップと復元:バックアップと復元は、システム全体をバックアップする機能で、パソコンの状態や設定を復元したい場合に使用します。

2. 自動バックアップを設定する方法

ここでは、ファイル履歴を使った自動バックアップ設定方法を紹介します。ファイル履歴を設定すれば、Windowsが自動で指定したフォルダのバックアップを定期的に取ってくれるので、万が一のデータ消失にも安心です。

ステップ1:バックアップ用のドライブを準備

まず、バックアップを保存するドライブ(外付けハードディスクやネットワークドライブなど)を準備します。ドライブがパソコンに接続されていれば、バックアップ先として使用できます。

ステップ2:ファイル履歴を有効にする
  1. 「設定」を開く
    • スタートメニューから「設定」をクリックし、次に「更新とセキュリティ」を選びます。
  2. 「バックアップ」を選択
    • 左側のメニューから「バックアップ」を選び、「ファイル履歴を使用してバックアップを作成する」を選択します。
  3. バックアップドライブを追加する
    • 「ドライブを追加」をクリックし、バックアップ先となる外付けハードディスクやネットワークドライブを選択します。
  4. バックアップの設定
    • ドライブを追加した後、バックアップを自動的に取る設定がオンになります。設定が完了すると、指定したフォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ビデオなど)のバックアップが自動的に行われます。
ステップ3:バックアップの頻度と期間を設定
  1. バックアップの頻度
    • ファイル履歴は、デフォルトで1時間ごとにバックアップを取ります。必要に応じて、バックアップの頻度を変更することもできます。設定から「詳細設定」を選択し、「バックアップの頻度」を変更します。
  2. バックアップの期間
    • 「詳細設定」で、バックアップを保存する期間も選べます。例えば、過去1か月分のバックアップを保存する設定などが可能です。バックアップの容量に限りがある場合は、古いバックアップを削除する設定にすることができます。

3. 手動バックアップの方法

ファイル履歴では、定期的にバックアップを取ることができますが、特定のタイミングで手動バックアップを取りたい場合もあります。以下の手順で手動バックアップを実行できます。

  1. 「設定」を開く
    • スタートメニューから「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選びます。
  2. 「バックアップ」を選択
    • 「バックアップ」を選んだ後、「今すぐバックアップ」をクリックします。

これにより、設定しているバックアップフォルダのデータが即座にバックアップされます。

4. バックアップの復元方法

万が一データを失った場合、バックアップから復元することができます。ファイル履歴を使用した復元方法は次の通りです。

  1. バックアップを復元する
    • 「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」を選び、「ファイル履歴を復元する」をクリックします。
  2. 復元するファイルを選ぶ
    • 復元したいファイルやフォルダを選択し、復元を実行します。また、「以前のバージョンを復元」オプションを使うことで、ファイルの過去のバージョンを取り戻すこともできます。

5. 注意点とおすすめ

自動バックアップを設定することで、データの損失リスクを最小限に抑えることができますが、いくつかの注意点があります。

  • バックアップ先のドライブの容量管理:外付けハードディスクやネットワークドライブの容量がいっぱいになると、バックアップが取れなくなります。定期的にバックアップドライブの容量を確認し、不要なファイルを整理しましょう。
  • バックアップの確認:自動バックアップが正常に動作しているか定期的に確認することも大切です。バックアップファイルを復元して確認することをおすすめします。

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Windowsパソコンでの自動バックアップ設定は、簡単にでき、非常に効果的なデータ保護手段です。ファイル履歴を有効にすることで、データを定期的に自動でバックアップし、万が一のトラブルにも迅速に対応できるようになります。定期的なバックアップは、データ損失のリスクを減らし、安心してパソコンを使うための基本的な対策となります。バックアップの設定を行い、データをしっかり守りましょう。

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