本日は、Windowsでバックアップを取る簡単なツールと使い方について紹介します。
パソコンのデータは、仕事やプライベートで使用する重要な情報を含んでいます。予期しないハードウェアの故障や誤操作によってデータを失うことは避けたいものです。幸い、Windowsには無料で利用できるバックアップツールがいくつかあり、手軽にデータを保護することができます。本記事では、Windowsで簡単にデータバックアップを取るためのツールとその使い方を紹介します。
1. Windows標準の「バックアップと復元」機能
Windowsには、バックアップと復元の機能が標準で搭載されています。この機能を使うと、システム全体や特定のファイルをバックアップし、万が一のトラブルに備えることができます。
バックアップと復元の使い方
- 設定を開く:
- 「スタートメニュー」を開き、「設定」から「更新とセキュリティ」を選びます。
- バックアップを選択:
- 「バックアップ」を選択し、「バックアップと復元 (Windows 7)」をクリックします。ここでは、Windows 7のバックアップ機能を使用できます。
- バックアップのセットアップ:
- 「バックアップの設定」をクリックし、バックアップ先のドライブを選びます。外付けハードディスクやネットワークドライブを指定すると、そこにデータが定期的にバックアップされます。
- 自動バックアップの設定:
- バックアップの頻度を設定し、定期的にデータをバックアップするようにします。ファイルのバックアップ範囲も指定でき、特定のフォルダやドライブを選んでバックアップを取ることが可能です。
この方法は、システム全体のバックアップも含めてデータを保護したい場合に便利です。
2. Windowsの「ファイル履歴」機能
Windowsには、「ファイル履歴」という自動バックアップ機能も備わっています。これを使用すると、指定したフォルダの変更履歴を定期的に保存し、以前のバージョンを簡単に復元できます。ファイル単位でのバックアップなので、必要なデータだけを安全に保護したい場合に最適です。
ファイル履歴の設定方法
- 「設定」から「更新とセキュリティ」を選択:
- スタートメニューから「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」を開きます。
- バックアップ先を設定:
- 「ドライブを追加」をクリックし、バックアップ先の外付けドライブやネットワークドライブを選択します。
- ファイル履歴の有効化:
- 「ファイル履歴を使用してバックアップを作成する」をオンにします。この設定を有効にすると、指定したフォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ビデオなど)のバックアップが自動的に行われます。
- バックアップの頻度と期間の設定:
- ファイル履歴の設定画面から、バックアップを取る頻度(デフォルトでは1時間ごと)や、バックアップを保持する期間(例:1か月)を選べます。
この機能は、システムのバックアップではなく、重要なファイルのバックアップを頻繁に行いたい場合に役立ちます。
3. GoogleドライブやOneDriveを使ったクラウドバックアップ
無料のクラウドストレージサービスも、Windowsでバックアップを取る便利な手段です。GoogleドライブやOneDriveは、5GB程度の無料容量を提供しており、インターネットを通じてデータをバックアップできます。
クラウドバックアップの使い方
- GoogleドライブやOneDriveのインストール:
- どちらのサービスもWindowsに簡単にインストールでき、PC上でフォルダを同期する設定が可能です。
- バックアップしたいフォルダを同期:
- インストール後、GoogleドライブやOneDriveのフォルダをPC内の任意のフォルダと同期設定します。これにより、同期されたフォルダ内のファイルがクラウドに自動でバックアップされます。
- データの保護:
- クラウドバックアップは、インターネット上にデータが保存されるため、PCが故障してもデータが安全に保護されます。パソコンがクラッシュした際でも、インターネットがあればデータにアクセスできるのが大きな利点です。
4. AOMEI Backupper(無料版)
AOMEI Backupperは、Windowsで使用できる無料のバックアップツールで、システムバックアップやディスクバックアップ、ファイルバックアップなどを簡単に行うことができます。使いやすさと高機能を兼ね備えており、初心者でも扱いやすいツールです。
AOMEI Backupperの使い方
- AOMEI Backupperをインストール:
- AOMEI Backupperの公式サイトから無料版をダウンロードし、インストールします。
- バックアップを作成:
- ソフトを起動し、「バックアップ」タブから「ファイルバックアップ」を選択します。バックアップしたいフォルダやファイルを指定し、バックアップ先のドライブを選択します。
- バックアップのスケジュール設定:
- 定期的にバックアップを行うためのスケジュール設定も可能です。これにより、自動的にバックアップを取ることができます。
5. バックアップの確認と復元
バックアップは、定期的に実行しても、手動で復元しないと意味がありません。特にクラウドストレージや外付けドライブでバックアップを取っている場合、復元手順を確認しておくと安心です。
- バックアップの確認:定期的にバックアップが正常に行われているか、バックアップ先のドライブやクラウドストレージを確認しましょう。
- 復元手順:万が一、データが失われた場合、復元手順を事前に確認しておくことで、素早く対処できます。
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Windowsには無料で利用できるバックアップツールが豊富にあり、これらを活用することで、大切なデータを確実に保護することができます。標準の「バックアップと復元」や「ファイル履歴」、クラウドサービスや無料のバックアップツールを使えば、手軽にデータのバックアップを実行でき、万が一のトラブルにも安心です。定期的なバックアップを習慣にして、データの安全を確保しましょう。
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