本日は、USBデバイスが認識されない原因は省電力設定?について紹介します。
USBデバイスがパソコンで認識されない場合、物理的な接続やドライバの問題だけでなく、パソコンの省電力設定が原因となっていることがあります。特に、Windowsではエネルギー効率を高めるために省電力モードが自動で有効になることがあり、これがUSBデバイスの接続に影響を与えることがあります。この記事では、USBデバイスが省電力設定により認識されない場合の原因と、パワー管理設定を見直す方法について詳しく説明します。
1. 省電力モードとUSBデバイスの関係
Windowsの省電力モードは、バッテリー寿命を延ばすために各種デバイスへの電力供給を制限することがあります。USBデバイスもその対象で、特にバスパワー(PCのUSBポートから電力を供給されるタイプ)のデバイスは、システムが省電力モードに切り替わると、電力供給が減少し、正常に認識されなくなることがあります。
例えば、パソコンがスリープモードや休止モードに入ると、USBポートへの電力供給が一時的に停止する場合があり、その後にデバイスが再び接続されても、認識されないことがあります。こうした場合は、パソコンを再起動するか、パワー管理の設定を変更することで問題を解決できます。
2. USBデバイスのパワー管理設定を見直す手順
USBデバイスが省電力設定により認識されない場合、パワー管理設定を確認し、必要に応じて変更することで解決できることがあります。以下は、USBデバイスのパワー管理設定を見直すための手順です。
- デバイスマネージャーを開く
- 「スタートメニュー」を開き、「デバイスマネージャー」と検索します。
- 「デバイスマネージャー」を選択してウィンドウを開きます。
- USBのパワー管理設定を確認する
- 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の項目を展開し、表示されたUSBルートハブ(またはUSBコントローラ)を右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「電源管理」タブをクリックし、「このデバイスの電源を節約するために、コンピューターがオフにできるようにする」というオプションのチェックを外します。
この設定により、パソコンが省電力モード中でもUSBデバイスへの電力供給を停止しなくなり、デバイスが正常に動作する可能性が高まります。
3. 電源オプションの設定を見直す
USBデバイスが正しく認識されない原因として、Windowsの「電源オプション」設定も関係している場合があります。特にラップトップの場合、バッテリーの消耗を抑えるためにUSBポートの電力供給が制限されることがあり、これが問題を引き起こすことがあります。
- 電源オプションを開く
- 「コントロールパネル」から「電源オプション」を開きます。
- 使用している電源プランの「プラン設定の変更」をクリックし、「詳細な電源設定の変更」を選択します。
- USBの選択的な省電力設定を無効にする
- 「USB設定」の項目を展開し、「USBのセレクティブサスペンド設定」を見つけます。
- ここで「無効」に設定することで、USBデバイスへの電力供給が中断されることを防ぎます。
4. 省電力設定が原因で認識されないケースの注意点
省電力設定を見直したにもかかわらず、USBデバイスが引き続き認識されない場合は、デバイスそのものに問題がある可能性や、USBポートの物理的な故障なども考えられます。こうした場合には、他のUSBポートやパソコンでデバイスを試すことも重要です。
また、デバイスが特定の条件下でのみ認識されない場合は、パソコンのシステム全体の電力管理に問題があることも考えられるため、専門家に相談することも一つの解決策です。
USBが認識されないときのトラブルシューティングについて詳しくはこちら
USBデバイスが認識されない原因として、パソコンの省電力設定が関係している場合があります。デバイスマネージャーや電源オプションの設定を確認し、パワー管理の見直しを行うことで、問題が解決することが多いです。適切な設定を行えば、省電力モード中でもUSBデバイスが安定して使用できるようになるでしょう。
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