USBメモリ・SDカードなどのデータ復旧

こんにちはグラシオン秋葉原です。

最近は高性能のデジタルカメラや、優れた写真機能を持つスマートフォンが出回っているため、写真を画像ファイルで保存しておく人が多くなっています。昔のように写真をプリントし、アルバムに貼りつけていく楽しみ方も魅力的ですが、デジタル写真だと多くの枚数になっても、USBメモリなどに簡単にコンパクトに収納できるようになりました。

しかし、写真をデータで保管することにもデメリットはあります。それは、誤ってデータを削除してしまうと、撮りためた写真データが永遠に失われてしまうことです。これは、写真データに限ったことではありません。USBメモリやSDカードなどの外部ストレージは大量のデータが保存できて便利ですが、誤操作でデータを消してしまった場合、大切なデータにアクセスできなくなってしまうのです。

データ復元の仕組み

わかりやすく説明してみましょう。あるフォルダの中にファイルが3つ入っていて、その3ファイルでフォルダの保存容量いっぱいまで使っているとしましょう。つまり、それ以上ほかのファイルをそのフォルダには保存できない状態です。それらの3つのファイルは「アイコン」という形で目に見えるようになっています。そのアイコンが目に見えるうちは、ファイルのデータがそれぞれの場所を占有しているので、ほかのデータを書き込むことはできません。ほかのデータをフォルダに保存するには、3ファイルのうちどれかを削除する必要があります。

そこで、1つのファイルを削除してみます。フォルダに見えるのは残り2ファイルのアイコンだけになり、削除したファイルのアイコンは見えなくなりました。見えなくなってしまったので、そのファイルは消えてしまったと思うのも当然です。しかし、実際には「見えなくなった」だけで、「消えてしまった」わけではありません。もう少し正確に言えば、削除したデータがあった場所を「書き込み可能」な状態にしただけなのです。

 

フリーソフトを利用する

まずは、インターネット上に出回っているフリーソフトを利用する方法です。無料で手に入りますので、お金をかけずに自力でデータを復元する場合はお手軽な方法です。ただし、この手のフリーソフトは数多く出回っているため、どれがいいかを自分で判断しなくてはなりません。機能や復元率などについてもソフトによって異なりますので、利用する前によく下調べをしたほうが良いでしょう。

 

有料ソフトを利用する

フリーソフトよりも復旧精度を上げるためには、お金がかかってしまいますが有料の復元ソフトウェアを購入しましょう。データの復元をするためには、データの状態を調べる「スキャン」という動作を行いますが、フリーソフトに比べて有料ソフトのスキャン機能は優秀な場合が多いのです。スキャンがうまくいかないとデータの復元ができませんので、大切なデータを復元したいのであれば有料ソフトのほうが安心して作業できます。

また、多くのフリーソフトは消去しただけのファイルは復元できますが、何らかの理由で「破損」してしまったファイルを元に戻すことはできません。有料ソフトであれば、機能によってはデータが破損していても復元できる可能性が高いのです。性能や信頼性を重視するのであれば、お金がかかっても有料の復元ソフトを検討してみましょう。