Surfaceの動作が極端に遅い!考えられる原因と対策方法

パソコンシェルジュ秋葉原店です。

「数秒前にクリックしたのにまだ反応しない」「起動するだけで数分かかる」――Surfaceユーザーの中には、そんな“重さ”にストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。Surfaceシリーズは軽量で高性能なモバイルPCとして人気ですが、使い続けているうちに動作が極端に遅くなるケースは珍しくありません。

本記事では、Surfaceの動作が遅くなる主な原因と、自分でできる対策、そして修理やサポートが必要になるケースについて解説します。


【原因①】ストレージ(SSD)の容量不足

Surfaceシリーズに多い原因のひとつが、ストレージ容量の逼迫です。特に128GBや256GBモデルでは、Windowsのアップデートや業務データ、写真・動画、OneDrive同期ファイルなどが蓄積され、容量不足に陥りやすくなります。

容量が残りわずかになると、Windowsは仮想メモリの確保が難しくなり、動作が一気に重くなる傾向があります。

対策:

  • 不要なファイルを削除

  • 「ディスククリーンアップ」や「ストレージセンサー」で一時ファイルを整理

  • OneDriveのファイルを“オンラインのみ”に設定

  • 大容量ファイルは外部ストレージへ移動


【原因②】バックグラウンドの常駐アプリやスタートアップ設定

Surfaceには、最初から複数のアプリがバックグラウンドで動作しています。また、後からインストールしたアプリが自動起動に設定されていることもあり、それが原因で起動や動作が遅くなることがあります。

対策:

  • タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を開き、「スタートアップ」タブから不要なアプリを無効化

  • 「バックグラウンドアプリの設定」から、不要なアプリの実行をオフにする


【原因③】Windowsアップデート・ドライバ更新の不備

SurfaceはWindowsとMicrosoft製ハードウェアの最適化が前提のため、アップデート未適用やドライバの不整合が動作不良の引き金になることがあります。

また、アップデートが一時停止している、もしくは途中で止まっている状態も非常に多く、これが原因で全体の動作が重くなることもあります。

対策:

  • 設定 > Windows Update から最新状態を確認

  • Surface用ファームウェアの更新が必要な場合は、公式サポートから手動ダウンロード


【原因④】バッテリー劣化による“パフォーマンス制限”

見落とされがちなのが、バッテリー劣化に伴うシステムの動作制限です。Surfaceはモバイルデバイスのため、バッテリーの状態に応じてCPU性能を自動で制限する機能があります。

特にバッテリーが著しく劣化していると、パフォーマンスが強制的に落ちることがあります。

対策:

  • 「電源とスリープ」設定から電源モードを“高パフォーマンス”に変更

  • 明らかに劣化が進んでいる場合はバッテリー診断ツールで状態を確認し、交換を検討


【原因⑤】ハードディスク/SSDの劣化・故障の初期症状

SSDはHDDよりも耐久性が高いとされていますが、突然の劣化やデータ断片化、内部エラーによって極端なパフォーマンス低下を招くこともあります。特に、「特定の操作だけ異常に遅い」「一部のアプリが開かない」などの症状が出ている場合は、ストレージの物理的な不良が疑われます。

対策:

  • 専用の診断ツールで健康状態をチェック(CrystalDiskInfoなど)

  • 修理業者にてSSDの状態確認・交換対応を相談


【修理が必要なサインとは?】

以下のような症状が出ている場合、自力での改善が難しくなっている可能性があります。

  • 起動に5分以上かかる

  • 一部アプリが全く開かない

  • ファン音や異音が続く

  • 記憶装置から「カリカリ」という音がする(HDD搭載モデル)

Surfaceシリーズは構造が特殊なため、自己分解は推奨されません。また、正規修理ではデータが初期化されてしまうケースが多いため、まずは専門の修理業者に相談するのが安心です。


【まとめ】

Surfaceの動作が遅くなる原因は、ソフト的な設定ミスから、ハードの劣化までさまざまです。放置すればするほど症状が悪化し、業務への影響も大きくなります。もし「最近重いな」と感じたら、早めに原因を見極め、適切な対策やプロの診断を受けることが重要です。

パソコンシェルジュでは、Surfaceシリーズの不調診断から、修理、データ保全までワンストップで対応しております。お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

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