Surfaceは薄型軽量で持ち運びやすく、ビジネスから趣味まで幅広く使える人気のデバイスです。しかし、突然「Surfaceが起動しない」「ロゴ画面で止まる」といったトラブルに直面すると、仕事や学習が滞るため焦ってしまいます。
今回は、Surfaceが起動しない場合の原因と、日常で試せる対処法を詳しく解説します。自力での復旧方法から、専門業者に相談すべき場合まで理解しておくことで、被害を最小限に抑えることが可能です。
1. Surfaceがロゴ画面で止まる原因とは?
Surfaceがロゴ画面で止まる場合、原因は大きく分けて以下の3つです。
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ソフトウェアの不具合
Windows Updateの失敗や、アプリケーションの不具合により起動プロセスが正常に進まない場合があります。 -
外部機器や周辺機器の影響
USBメモリや外付けハードディスク、ドックなどが接続されたまま起動すると、BIOSが読み込みに時間がかかり、ロゴ画面で停止することがあります。 -
ハードウェアのトラブル
SSDや内部メモリ、マザーボードの故障など、ハードウェアに問題がある場合は自力での復旧が難しくなります。
2. 電源リセットで再起動を試す
まずは基本的な操作から始めましょう。
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Surfaceの電源ボタンを長押し(約30秒)して完全に電源を切る
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電源ボタンを再度押して起動
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ロゴ画面が表示されるか確認
この操作により、OSの一時的な不具合やフリーズ状態をリセットできる場合があります。Surfaceはスリープ状態から復帰できなくなることもあるため、完全シャットダウンが重要です。
3. 外部機器を取り外して起動
USBメモリ、外付けハードディスク、SDカードなどの外部機器をすべて取り外してから再起動してください。
外部機器が原因で起動が妨げられている場合、取り外すことで正常に起動することがあります。
4. セーフモードでの起動
Windowsが正常に起動しない場合は、セーフモードでの起動を試します。セーフモードは最小限のドライバーと機能だけで起動するため、問題の切り分けが可能です。
手順(Surfaceの場合)
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電源を入れた後、Surfaceのロゴが表示される前に電源ボタンを長押しして強制シャットダウン
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これを2~3回繰り返すと「自動修復」画面が表示される
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「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
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起動後に「セーフモードを有効にする」を選択
セーフモードで起動できた場合、アプリやドライバーの不具合が原因である可能性が高く、不要なソフトのアンインストールや更新が有効です。
5. 回復ドライブやリカバリで修復
セーフモードでも起動できない場合は、USB回復ドライブを使って修復を試みます。Surface専用の回復ドライブを用意しておくことで、OSの修復や初期化が可能です。
注意点
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初期化するとデータは消えるため、事前にバックアップが必要
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回復ドライブは別のパソコンで作成しておくと安心
回復ドライブを使った操作も難しい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
6. 専門業者に相談するタイミング
以下の場合は、自力での復旧を無理に試みず、修理専門店やSurfaceサポートに相談してください。
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電源を入れても全く起動しない
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電源リセットやセーフモードでも改善しない
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SSDやマザーボードの故障が疑われる
パソコンシェルジュ秋葉原店では、Surfaceの起動トラブルの診断・修理サービスを行っています。データ保護や修理後のサポートも充実しており、安全かつ迅速に復旧が可能です。
まとめ
Surfaceがロゴ画面で止まる場合、まずは基本操作の電源リセットや外部機器の取り外しから試すことが重要です。セーフモードや回復ドライブを活用することで、多くのソフトウェアトラブルは自力で解決可能です。しかし、ハードウェアの故障や自力での修復が困難な場合は、専門業者に依頼することで、データを守りながら安全に復旧できます。
Surfaceが起動しない状況は焦りがちですが、正しい手順で落ち着いて対処することが、トラブルを最小限に抑えるコツです。

