こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
クラッシュしたPCは復旧させることができる
動画をみていたら急に画面が止まったままフリーズしてしまった、ネットで検索をしていたら電源が落ちてしまったという経験はないでしょうか。このようなときは、PC本体がクラッシュしている可能性があります。クラッシュしたPCを自分で復旧したいけれど方法がわからないという人もいるでしょう。
そこでこの記事では、クラッシュしたPCの復旧方法について解説します。復旧作業を行う前に確認するべきことやクラッシュの原因についても理解することで、より安全に元の状態に戻すことができるでしょう。
PCを復旧させる前に確認すること
異音が聞こえないか
PCから異音が聞こえないかを確認しましょう。異音が聞こえる場合、2つの原因が考えられます。ひとつは、PC内部にあるファンが異物と接触している可能性です。ジーまたはブーンという音が聞こえる場合は、ホコリが溜まることでファンの回転速度が上がっている可能性があります。
カラカラという音が聞こえる場合は、電源ユニットのファンに不具合が生じているかファンとケーブルが接触している可能性が推測されます。ケーブルと接触しているだけなら、ケーブルとファンを離すことで解決します。電源ユニットの不具合の場合は修理が必要です。
排熱口にホコリが溜まっていないか
PCが熱を帯びている場合、排熱口にホコリが溜まっていないか確認してみましょう。PC内部にはPCの頭脳でもあるCPUと呼ばれる装置がありますが、この部分がもっとも熱を帯びやすくなっているのです。
PCには冷却ファンといって、熱処理をするための機能が備わっています。通常であれば冷却ファンによって放散される熱が、冷却ファンの排熱口にホコリが溜まることで帯熱状態になることがあります。冷却ファンが正常に作動しないことでCPUの温度が急上昇するとPCが強制終了するのです。
PCを起動することができるか
PCがクラッシュした場合、PCが起動できるかどうかは大きなポイントになります。調子は悪いけれど起動できるという場合は、まずUSBなどにデータのバックアップをとりましょう。HDDが故障してしまうとデータが復旧できなくなる可能性が高いからです。
HDDを取り出して別のPCに接続する
正常に稼働するPC、変換ケーブル、クラッシュしたPCから取り出したHDDを用意したら、クラッシュしたPCからHDDを取り出し、変換ケーブルに接続します。HDDを接続したケーブルの反対側についているUSBを正常に稼働するPCにつないでPCの「コンピューター画面」上でHDDが認識されるかを確認しましょう。
OSを復元させる
HDDが故障しておらずデータのバックアップが取れたら、HDDを元のPCに戻してリカバリー作業を行いOSを復元させます。リカバリーとは、PCを購入したときの状態に戻す作業のことです。リカバリーを行うことでPCを修復できる可能性が高まります。
比較的新しいPCには、購入時からHDD内にリカバリーするための領域が確保されているためHDDが無事であれば作業可能です。ただしHDDが完全に故障している場合はリカバリー作業をすることはできません。この場合は専門業者に相談することをおすすめします。
リカバリーの具体的な作業については、PCメーカーによって方法が異なるため説明書が必要となります。おおまかに説明すると、設定メニューにある「回復」を起動させて、「ドライブを購入時に戻す」や「リカバリー」を選択します。