PCがUSBメモリを認識しない原因と復旧方法

こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。

データの持ち運びに便利なUSBメモリですが、持ち運んだ先で「フォーマットしますか?」というメッセージが表示されたりして認識されない、などのトラブルに見舞われることがあります。そんなことがあっては大変困りますよね。USBメモリが認識されなくなってしまったら、認識されない原因を探り、復旧を試みましょう。

USBメモリのランプが点灯しない

原因を特定するために、Windows 10またはWindows 7に差しているUSBメモリにあるランプが点灯しているか確認してみましょう。

USBメモリはPCのバスパワーで動いています。バスパワーとはUSBポートから電力の供給を受ける仕組みです。複数のデバイスをUSBポートに接続している場合、複数のUSBポートが電力を分け合うため、電力が足りずにWindows 10またはWindows 7がUSBメモリを認識しないことがあります。

USBハブを使用すると、USBハブ自身も電力を使います。ですのでさらに供給電力は少なくなります。

USBメモリが最も電力を使うのはデータを書き込む時になります。その際、データを書き込む時に電力供給がうまくいかないとUSBメモリにデータが保存できず、データが壊れてしまう(認識するが開けない)場合もあります。

USBメモリのランプが点灯しない場合は、まずWindows 10またはWindows 7に接続されているUSB機器をいったんすべて取り外し、USBメモリだけを接続してランプが点灯するかどうかを確認してみましょう。

それでもランプが点灯しない場合、USBポートが劣化、または破損している可能性が考えられます。USBポートを複数備えているPCをお持ちの方は、別のUSBポートに接続して認識するかどうかを確認してください。

 

マイコンピュータに表示されるがアクセス不可

接続したUSBメモリがWindows 10またはWindows 7のマイコンピュータに表示されるにも関わらず、マイコンピュータからUSBメモリのデータを表示させようとすると「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」とメッセージが表示されることがあります。

これは、USBメモリの中のパーティション(USBメモリ内を異なる用途で使用するための区画)が認識されていない、またはファイルシステム(Windows 10やWindows 7といったOSがデータを管理するための仕組み)が認識されていないために起こる現象です。
ファイルシステムにはFAT、NTFS、exFATなどの種類があり、この種類がUSBメモリのデータを読み込むために使用しているPCのOSと合っていないと、USBメモリが認識されません。

「ディスクのフォーマット」ボタンをクリックするとUSBメモリの保存データは消去されますが、使用できるようになる場合もあります。

USBメモリの保存データが不要であれば、各USBメモリのメーカーが用意しているフォーマット用のソフトを使ってフォーマットしてください。問題が解消されることがあります。

ただし、USBメモリの保存データを残したい場合はUSBメモリのデータを復元する必要があります。その場合は専門業者に相談してみましょう。