こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
ノートPCはコンパクトで軽く、ボディも頑丈にできているので、たくさんのビジネスマンから定評があるパソコンです。しかし、レッツノートは完璧というわけではなく、エアフローがあまりよくありません。故障の原因として、このエアフローの悪さがたびたび指摘されています。レッツノートは多くのシリーズがリリースされていますが、どのモデルもエアフローが熱くなりやすいようです。レッツノートはその仕組み上、オーバーヒートが起きやすい機種といわれています。
パソコンがオーバーヒートすると、さまざまな問題が発生し危険です。熱くなったパソコンは、パフォーマンスが大きく落ちます。パフォーマンスが落ちるだけならまだしも、場合によっては復旧できないダメージを負うこともありえるでしょう。また、データが消えてしまう可能性も高まります。熱は内部にあるマザーボード、CPUなどに負担をかけ続けるので、その結果、パソコンの寿命をどんどんと縮めることになるのです。
パソコンがオーバーヒートまで達すると、電源が突然切れる場合があります。本当にオーバーヒートが原因か確かめたいときは、そのあとすぐに電源を入れ直してみましょう。もしオーバーヒートであれば、すぐにまた電源が落ちてしまうはずです。オーバーヒートによって引き起こされた内部の熱はすぐには下がりません。電源を切った状態で、2時間程度放置し、パソコンが十分に冷えてから電源を入れ直してみてください。それで起動した場合は、オーバーヒートが起こっていたと考えて、ほぼ間違いはないでしょう。
どれくらい熱くなったら注意が必要?
パソコンが正常であるときの温度は、だいたい40度です。これが50度を超えると、冷却機能を稼働させて熱を下げなくてはなりません。本体の熱さはCPUの稼働率によって変わってきます。CPUが最大稼働した際の平均温度を把握しておくと、有用でしょう。レッツノートでCPUを100%稼働すると、機種によっては本体温度が80度を軽く超えてしまいます。100%での稼働は可能な限り避けてください。99%稼働時はだいたい65度前後です。稼働を75%まで下げると50度ぐらいまで温度を下げられるでしょう。
パソコンの温度を知るための手段として、BIOSを確認する方法があります。再起動して、BIOSに入り、設定画面を表示しましょう。そのなかにハードウェアやCPUを監視するメニューがあるはずなので、探してみてください。そこでCPU温度の項目を表示すれば、パソコンの温度が把握できます。BIOSでCPU温度の項目が見つけられなかったり、より詳しい情報が知りたくなったりしたときには、システム監視関連のツールをインストールすればよいでしょう。
Windows用のフリープログラムである「HWMonitor」を使えば、CPUの温度はもちろん、パソコンのコア、ハードドライブ、ビデオカードなどの温度も表示されます。その他にも、監視ツールはいろいろとあるので、自分に合ったものを使って、パソコンの温度を調べるようにしましょう。