macOSアップデートで不調に?MacBookで起こりやすいソフトウェア不具合とは

パソコンシェルジュ秋葉原店です。

MacBookはAppleならではのスタイリッシュなデザインと、macOSの快適な操作性で多くのユーザーから支持を集めています。しかしその一方で、「macOSアップデートをしたら挙動が変になった」「起動しなくなった」など、アップデート後の不調に関するご相談が近年急増しています。
今回は、MacBookで実際に起こりやすいmacOSアップデート後の不具合と、その背景・対策について解説します。

■ そもそもmacOSアップデートは必要?

Appleは定期的にmacOSのアップデートを提供しており、これには新機能追加だけでなく、セキュリティ強化やバグ修正も含まれています。そのため基本的にはアップデート推奨です。ただし、旧機種での動作負荷や互換性トラブルが発生しやすいのも事実。特に2017年以前のモデルでは、アップデート後に明らかな動作遅延やアプリの不具合が生じるケースがあります。

■ よくあるアップデート後のトラブル例

1. 起動しない・リンゴマークで止まる(リンゴループ)

最も多いのがこの症状です。macOSのアップデート中にファイル破損やストレージの不良があると、システムが正常に起動できずにループ状態に陥ることがあります。特に空き容量が少ない状態でアップデートをかけた場合、インストールに必要な作業領域が足りず失敗しやすくなります。

2. アプリが起動しない・フリーズする

一部のアプリがmacOSの新バージョンに対応していないと、起動時にクラッシュしたり、操作ができなくなることがあります。業務用ソフトやAdobe系アプリ、プリンタードライバなどに多く見られるトラブルです。

3. Wi-Fi・Bluetoothの接続不良

アップデート後に「Wi-Fiが途切れる」「Bluetooth機器が認識されない」といった報告もよくあります。ドライバやネットワーク設定が初期化・変更されることが原因で、手動での再設定が必要になる場合があります。

4. ファンの異常動作・熱暴走

OSアップデート後に内部で不要なプロセスが暴走し、ファンが回りっぱなしになる/本体が熱くなるなどの症状が起こることがあります。特にインデックス作成中(Spotlight)やTime Machineの動作が影響することも。

■ トラブルを防ぐための事前準備

macOSアップデートを安全に行うためには、以下の準備が非常に重要です。

  • バックアップを取る(Time Machine推奨)

  • ストレージの空き容量を確保(20GB以上推奨)

  • 使っているアプリの対応状況を確認

  • 電源接続をしてアップデートを実施

これらを怠ると、アップデート途中で電源が落ちたり、システムファイルが破損する恐れがあります。

■ 不具合が起きた場合の対処法

トラブルが起きた際は、まず**「セーフモードでの起動」や「PRAMリセット」「SFC再構築」**などを試してみましょう。それでも改善しない場合は、復旧モードからmacOSの再インストールが必要になることもあります。

ただし、内部ストレージやロジックボードの問題が絡んでいると、個人での修復は難しくなります。その際は、専門の修理業者への相談が安全かつ迅速です。

■ パソコンシェルジュにご相談ください

パソコンシェルジュでは、macOSアップデート後の起動トラブルやアプリ不具合、データ救出などにも対応しています。
お持ちのMacBookが「最近調子が悪い」「アップデートしてから様子がおかしい」など、気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。専門スタッフが、原因の特定から修復作業、アドバイスまで丁寧に対応いたします。

「macOSのアップデート、しても大丈夫?」という不安を抱えている方も、プロに任せることで安心してMacを使い続けられます。
ご来店・出張・郵送いずれも対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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