新しく買ったときはサクサク動いていたMacBookやSurfaceも、使い続けるうちに「起動が遅い」「アプリが開かない」「カーソルがカクカク動く」など、動作が重く感じることがあります。これは決して珍しいことではありません。今回は、MacBookとSurfaceで共通して起こる“重さ”の原因と、すぐにできる改善方法を紹介します。
主な原因
1. ストレージの空き容量不足
パソコンは、ストレージ(SSDやHDD)の空き容量が少なくなると急激にパフォーマンスが低下します。特にMacBookはSSDの空き容量が10〜15%を切ると動作が不安定になりやすく、Surfaceでも同様です。不要なファイルや使わないアプリが容量を圧迫している可能性があります。
2. 常駐アプリやバックグラウンド処理の多さ
Zoom、Teams、クラウド同期アプリなどはバックグラウンドで常に動作し、CPUやメモリを消費します。MacBookではログイン項目、Surface(Windows)ではスタートアップアプリが多すぎると動作が重くなります。
3. メモリ不足
動画編集や大量のタブを開く作業では、メモリ容量が不足し、スワップ領域の利用が増えて処理が遅くなります。特に8GB以下のモデルでは顕著です。
4. アップデートやOSの不具合
最新OSへのアップデート後、一時的にインデックス作成やシステム最適化が行われ、動作が重く感じる場合があります。また、古いOSを長く使い続けても、アプリやブラウザとの互換性低下で処理が遅くなることがあります。
5. 熱暴走(サーマルスロットリング)
内部温度が高くなると、CPUが自動的に性能を抑えて温度を下げます。特に夏場やファンの埃詰まりは動作遅延の原因になります。
今すぐできる対策
1. ストレージ整理
-
不要なアプリをアンインストール
-
ゴミ箱やダウンロードフォルダを空にする
-
Macでは「ストレージ管理」機能、Surfaceでは「ストレージセンサー」を活用
2. 常駐アプリの見直し
-
MacBook:「システム設定」→「ログイン項目」で不要なアプリをオフ
-
Surface:「タスクマネージャー」→「スタートアップ」タブで不要な項目を無効化
3. メモリ使用の軽減
-
ブラウザのタブを開きすぎない
-
使用していないアプリを終了
-
動画編集や3Dソフトは同時使用を控える
4. OSとアプリの最適化
-
最新の安定版OSにアップデート
-
アプリも最新バージョンに更新
-
不具合が続く場合はPRAM/NVRAM(Mac)や高速スタートアップ(Windows)のリセットも検討
5. 冷却対策
-
PC底面の通気口をふさがない
-
冷却台やスタンドで放熱を促す
-
ファンの清掃(分解は専門店推奨)
それでも改善しない場合は?
SSDの劣化やメモリ故障など、ハードウェア起因の可能性があります。特にMacBookは部品交換が難しいため、早めの診断が大切です。Surfaceの場合も内蔵ストレージの交換が困難なモデルが多く、専門店でのクリーニングや部品交換が有効です。
パソコンシェルジュ秋葉原店では、MacBookやSurfaceの動作診断からクリーニング、SSD換装まで対応可能。
「重い」を我慢せず、快適な環境を取り戻しましょう。
皆様からのお問い合わせお待ちしております。