最近、MacBookのキーボードが一部だけ反応しない、特定のキーが入力されない、押し心地がおかしい といった症状で相談に来られる方が増えています。
特に 2015年から2019年頃のMacBookシリーズ をお使いの方に多く見られるのが、バタフライ構造キーボードの不具合 です。
今回は、なぜMacBookのキーボードが故障しやすいのか、そして 修理や対策の方法 を詳しく解説します。
◆ そもそも「バタフライ構造」とは?
AppleはMacBookの薄型化を追求する中で、2015年に新しいキーボード機構として バタフライ構造 を採用しました。
従来の「シザー構造」と比べると、
✅ キーの厚みが極端に薄くなる
✅ タイピングの反応が早い
✅ スタイリッシュな見た目
といったメリットがありました。
しかしこの構造、ホコリやゴミ、微細な水分 が入り込むと極端に弱いという弱点が…。
その結果、「キーが押せない」「文字が連打される」「特定キーだけ反応しない」 というトラブルが多発しました。
◆ よくある症状
✅ 1つのキーだけ反応しない
✅ 押したのに入力されない、または2回入力される
✅ キーの感触が固い、または戻りが悪い
✅ 数時間すると自然に直るが、再発する
特に スペースキーやE、R、Tキー など、使用頻度の高いキーで症状が出やすい傾向があります。
◆ どうして壊れやすい?
1️⃣ ホコリや食べかす、微細なゴミ
キー下の隙間から入り込んだ異物が メカニズムの可動部を詰まらせる ことで反応が悪化。
2️⃣ 湿気や水分
飲み物の飛び散りや湿気で、内部がベタつき動作不良を起こす ケースもあります。
3️⃣ 構造的な耐久性の限界
薄型ゆえにパーツが繊細で、長期間使ううちに パーツそのものが破損 することも。
◆ 応急対策でできること
✅ エアダスターで軽く掃除する
Appleも公式に紹介している方法で、キーボードを逆さにして角度をつけ、圧縮空気を吹きかける と異物が取れることがあります。
✅ キーボードカバーの使用
新しいゴミの侵入を防ぐには有効ですが、既に不具合が出ている場合は根本解決になりません。
◆ 修理はどうなる?
MacBookのバタフライキーボード不具合は、Appleも公式に認めている問題 で、
一部モデルは 「キーボード修理プログラム」 の対象となっています。
📌 Apple正規修理の場合
・モデルによっては 無償交換対応(販売日から4年間)
・ただし キーボード単体交換ではなく、トップケース(パームレスト+バッテリー含む)ごと交換 になるため、数日〜1週間の預かりが必要
📌 当店(パソコンシェルジュ)での修理
・症状に応じて キーボード単体交換・分解クリーニングが可能
・Appleの保証対象外でも修理可
・データを消さず即日〜数日で返却可能
◆ バタフライ構造のMacBookは見直しが必要?
Appleは2020年モデルから従来の シザー構造キーボード に戻しています。
つまり 新しいMacBookでは同じトラブルは起きにくい ですが、
バタフライ構造のMacBookをお持ちなら 早めの点検・修理を検討するのがおすすめ です。
まとめ
MacBookの キーボード反応不良 は、特に バタフライ構造モデル(2015〜2019) で多いトラブルです。
✅ キーが押せない、反応が鈍い
✅ 文字が勝手に連打される
そんな症状が出始めたら、ゴミや湿気、構造的な問題が原因の可能性大。
放置すると仕事にも勉強にも支障が出るため、早めの修理がおすすめです。
パソコンシェルジュ秋葉原店では、
🔧 クリーニングで改善できるケースから、キーボード交換まで幅広く対応可能。
👉 「入力しづらいけどまだ使えるから…」と我慢している方も、ぜひ一度ご相談ください!