MacBookを長年使用すると「MacBookのバッテリーが急速に切れる、減りが速くなった」「バッテリーが膨張してしまった」という症状に直面した方・悩みを持つ方も多いのではないでしょうか？MacBookのバッテリーを交換する場合、さまざまな手段やメリットが考えられます。本記事では、MacBookのバッテリー交換方法や費用、修理時間について詳しく説明します。
MacBookのバッテリー交換の目安・確認方法は？
MacBookの設定からバッテリーをチェックする
MacBookのバッテリー状態を確認する手順は以下の通りです。
- 画面上のバッテリーマークをクリック
- バッテリー環境設定をクリック
- バッテリーの状態をクリック
バッテリーの状況が正常であれば交換の必要はありません。しかし、「まもなく交換」「今すぐ交換」「バッテリーの交換修理」と表示されている場合はバッテリーが劣化しており、交換が必要です。
また、MacBookは充放電回数をカウントしています。これはバッテリーを使い切った回数を指し、充電回数ではありません。充放電回数の確認方法は以下の通りです：
- optionキーを押しながらAppleマークをクリック
- システム情報をクリック
- 「電源」の項目のバッテリー情報から「充放電回数」を確認
MacBookは約1000回の充放電を繰り返すとバッテリー容量が80%まで低下するため、毎日使用している場合は2～3年でバッテリーの劣化が始まり、稼働時間が短くなることがあります。したがって、バッテリーの状態を定期的に確認し、必要に応じて交換を検討しましょう。
バッテリーに関するトラブル・症状が出た時
以下の症状がある場合、バッテリーに問題がある可能性が高いのでバッテリー交換を検討しましょう。
- MacBookの使用中、バッテリーが急速に切れる。
- バッテリー駆動で1時間も持たない。
- 裏蓋が膨れ上がっているか、トラックパッドのクリックができない。
- ACアダプターがないと電源が入らないか、アダプターを抜くと電源が落ちる。
- バッテリーが装着されているが、電源が入らない。
MacBookのバッテリー交換方法
MacBookのバッテリー交換方法は主に5つあります。
これらの方法について詳しく説明します。
持ち込み修理
Appleの公式修理は「Apple Store」「Apple正規サービスプロバイダー」「Appleリペアセンター」で提供されており、修理内容はどの方法でも同じですが、修理完了までの期間が異なります。特徴について詳しく説明します。
Apple Storeに直接MacBookを持って行きバッテリーを交換する方法
Apple StoreはAppleの直営販売店で、全国に10店舗あります。これらの店舗は東京都内に5店舗、川崎、京都、心斎橋、名古屋栄、福岡にあります。自宅の近くにApple Storeがある場合、修理を検討する価値があります。
Apple Storeには「Genius Bar」というApple製品専用のサポートセンターがあり、製品のトラブルの相談ができます。 なお、当日持ち込む場合は多くの場合数時間待つ必要があります。 修理期間中はデバイスを預けることになりますが、信頼性の高い修理が期待できます。
Apple製品を正規で購入した場合、1年間の保証が提供されます。保証期間内の故障はハードウェアやバッテリーの交換が無料です。また、「AppleCare+ for Mac」という有料オプションプランを利用すれば、保証期間を3年間に延長できます。 なお、一部の症状は対象外となる場合がございますので、事前にご確認が必要です。
Apple正規サービスプロバイダーに直接MacBookを持っていきバッテリーを交換する方法
Apple正規サービスプロバイダは、Appleから受けた正規の修理サービス店で、全国に100以上の店舗が存在します。これらの店舗は主にビックカメラやカメラのキタムラなどの店内にあることが多く、Apple Storeに比べて利用がしやすいことがメリットです。
修理業者にMacBookを持ち込み、バッテリー交換を依頼する方法
MacBookは多くのパソコン修理専門店で修理を受け付けています。 これらの店舗の料金や対応時間は異なりますが、通常正規サービスの修理よりも費用が低いことが多いです。パソコンシェルジュは修理を迅速に行い、最短即日で修理する場合もあります。
ただし、外部の修理サービスを利用すると、今後Appleの修理サービスを受けられなくなる可能性があるため、修理について検討が必要です。
配送修理
AppleリペアセンターにMacBookを配送し、バッテリー交換を依頼する方法
Apple の配送修理サービスは、近くに修理店がない、あるいは時間がない場合におすすめです。このサービスはオンラインまたは電話で申し込むことができ、希望日時に配送業者が自宅までデバイスを受け取りに来ます。修理の質は正規サービスと同じですが、配送と返却に時間がかかるため、デバイスを使用できない期間が延びることに注意が必要です。
修理業者にMacBookを配送し、バッテリー交換を依頼する方法
郵送修理を受け付けている修理業者も多くあります。通常の費用に加えて送料がかかりますが早く、安いバッテリー交換・修理をご希望の場合はおすすめです。パソコンシュルジュでは郵送での修理も承っております。修理業者への持ち込みと同様、外部の修理サービスを利用すると今後Appleの修理サービスを受けられなくなる可能性があるため、修理について検討が必要です。
自分でバッテリーを交換する
自分でバッテリーを交換する場合、予備のバッテリーを購入するだけなので最も経済的な方法ですが、Macを分解して交換する必要があるため故障のリスクがあることに注意が必要です。バッテリーの交換に自信がない場合は検討を避けた方が良いでしょう。また自己修理を行う場合、外部のパーツを使用するため、今後Appleでの修理が受けられなくなる可能性があることを理解しておくべきです。
MacBookのバッテリー交換費用は？
MacBookのバッテリー交換費用は症状や修理場所によって異なります。Apple Storeなどの保証外の場合の交換料金は以下の通りです。
- MacBook Pro: 20,000円
- MacBook Air: 14,000円
- MacBook: 20,000円
ただし、メーカー保証期間内では費用はかかりません。正規サービスプロバイダも基本的にはメーカー修理と同じ料金ですが、一部の店舗では専用の工具がないため高額になることがありますので、事前に問い合わせがおすすめです。
パソコン修理業者に修理を依頼する場合、機種と発売年代によって価格が異なります。2015年以前のモデルは多くの修理店で5,000円以内で修理可能ですが、2015年以降のモデルは15,000円を超えることもあるため、確認が必要です。
自分で修理をする場合は交換用バッテリーの費用のみがかかります。バッテリーは通常、10,000円以下で入手できます。料金としては最も経済的な選択肢と言えます。
MacBookのバッテリー交換にかかる時間は？
バッテリー交換にかかる時間は、各方法によって異なります。以下はおおよその時間です。
- Apple Store: 2～4時間（事前予約が必要）
- 正規サービスプロバイダ: 1～3日間
- リペアセンター: 5～7日間
- 修理業者: 1時間～4時間
- 自己修理: 本人次第
Apple Storeや修理業者に持ち込む場合は即日・数時間でバッテリー交換が完了しますが、リペアセンターへの送付や正規サービスプロバイダを利用する場合は日数がかかることに注意が必要です。
MacBookのバッテリーを長持ちする方法は？
バッテリーの交換を避けるために、バッテリー寿命を延ばすためのコツを以下にまとめます。
定期的にソフトウェアをアップデートする
最新のソフトウェアはバグの修正や節電技術の向上が含まれており、バッテリー寿命を延ばすのに役立ちます。
バッテリーのリフレッシュを行う
バッテリーを100%に充電し、0%まで使い、スリープ状態で5時間以上放置した後、再び100%に充電します。これによりバッテリーの表示と実際の容量が調整され、寿命が延びます。
Wi-Fiやディスプレイの設定を最適化する
Wi-Fiは必要ないときにオフにしておくとバッテリーの負担が軽減します。ディスプレイの輝度を下げたり、自動調節をオンにすることで駆動時間を延ばせます。また、省エネルギー設定を最適化するとバッテリーへの負担を軽減できます。
周囲の温度を適切に保つ
MacBookは室温16～25℃が最適で、35℃以上の環境ではバッテリーに損傷を与える可能性があります。保管場所を含めて温度を管理しましょう。
これらの方法を実践することで、バッテリーの寿命を最大限に延ばすことができます。
交換方法が分からない、交換を依頼したい場合は？
MacBookのバッテリー交換をする場合、どこに依頼するか、近くに対応している店舗はあるか、郵送でもバッテリー交換・修理可能かなどを確認しましょう。またバッテリー交換・修理を出す前はバックアップを取ることも忘れないようにしましょう。
交換方法が分からない、交換を依頼したい場合はパソコン修理の専門店パソコンシェルジュにお任せください。ご相談・お見積もりだけでも気軽にお問い合わせください。
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