こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
MacやiPhone、iPadには、「Retinaディスプレイ」というディスプレイが搭載された機種があります。
Retinaディスプレイは、高解像度でハイコントラストな色彩表現を可能としたディスプレイです。
このRetinaディスプレイの魅力を知ることで、パソコンやタブレット端末を買い換える際の参考になるのではないでしょうか?
Retinaディスプレイとは、高画素密度を保持した高画素ディスプレイです。
2010年6月に発売された小型のモバイル端末・iPhone4に搭載され、大きな話題となりました。
多くのメーカーがディスプレイの解像度を100~200dpiにする中、Retinaディスプレイは通常のディスプレイのおよそ2倍にもなる高画素密度を保持しています。
MacにおけるRetinaディスプレイとは?
Retinaディスプレイは、2012年6月に発売されたMacBook Proの一部モデルに搭載されました。現在では、MacBook Airを除き、ほとんどのモデルがRetinaディスプレイを搭載しています。
なお、iMacの一部モデルには、より高い解像度の「Retina 5Kディスプレイ」を搭載した機種もあります。
圧倒的高解像度が描写する美しい画面
Retinaディスプレイの最大の魅力は、解像度の高さにあります。
では、なぜ解像度が高くなると画面が美しく感じられるのでしょうか?
その理由は、「画素数(dpi)」と「画像のサイズ」という2つの要素に分けることができます。
画素数(dpi)
画素数(dpi)とは、1インチあたりにどれだけの画素(ピクセル)が敷き詰められているのかを示す単位のことです。
画素数が高ければ高いほど画素が小さくなるため、美しく表示されます。
Retinaディスプレイの画素は、1個あたりの幅が78マイクロメートルです。これは、肉眼で認識することはほぼ不可能なレベルの水準となります。
「網膜」を意味するRetinaと名づけられた理由ともいえるでしょう。
ちなみに、フルハイビジョンのディスプレイ解像度は、「1,920ピクセル×1,080ピクセル」です。一方で、Retinaディスプレイは、「2,880ピクセル×1,800ピクセル」となります。
フルハイビジョンのディスプレイ解像度と比べても、Retinaディスプレイが高解像度であることが分かるのではないでしょうか。
「最も高い解像度=Retinaディスプレイ」ではない
Retinaディスプレイには、高解像度でハイコントラストといった魅力がありますが、Retinaディスプレイよりも高解像度でハイコントラストのディスプレイは数多く存在します。
例えば、WQHD+の液晶ディスプレイや4Kテレビなどは、Retinaディスプレイを超える高解像度を誇ります。
そのため、「最も高い解像度=Retinaディスプレイ」ではないことを覚えておきましょう。