本日は、Macが再起動ループに…リンゴマークから進まないときの対処法について紹介します。
Macが再起動ループに陥ると、リンゴマークが表示されたまま進まない状態が続き、非常に困惑します。このような問題は、ソフトウェアの不具合やハードウェアのトラブルが原因で発生することがありますが、冷静に対処することで復旧できる可能性が高いです。この記事では、Macが再起動ループに入ってしまった場合の対処法を解説します。
再起動ループの原因
Macがリンゴマークで止まる再起動ループに陥る原因としては、以下のようなものが考えられます。
- macOSのアップデート不良
macOSのアップデートが途中で中断されたり、インストール中にエラーが発生したりすると、システムが不安定になり、再起動ループを引き起こすことがあります。 - システムファイルの破損
システムファイルや設定ファイルが破損すると、Macが正常に起動できなくなり、リンゴマークの後に進まないことがあります。これにより、Macが繰り返し再起動を試みることになります。 - ハードウェアの故障
ハードディスクやメモリ(RAM)に問題がある場合、Macが正常に起動できないことがあります。特に、ストレージが故障している場合、Macは再起動を繰り返すことがあります。 - 外部デバイスの影響
外部デバイス(USBメモリ、外付けハードディスクなど)が原因で起動しない場合があります。デバイスが接続されていると、Macが外部デバイスを認識しようとして、ループに陥ることがあります。
再起動ループの対処法
Macが再起動ループに入ったときは、以下の方法を試してみましょう。
1. セーフモードで起動する
セーフモードは、Macが必要最低限のソフトウェアのみで起動するモードです。これにより、システムファイルやソフトウェアに問題がある場合、最小限の環境で起動し、問題を特定することができます。
- Macの電源を切ります。
- 電源ボタンを押して、すぐにShiftキーを押し続けます。
- ログイン画面が表示されたら、Shiftキーを離します。
セーフモードで起動できた場合、再起動ループを引き起こしている問題を特定し、解決するために以下の手順を試すことができます。
- 不要なソフトウェアやドライバをアンインストール
- macOSのアップデートを再試行
- システムのキャッシュや一時ファイルの削除
2. NVRAM/PRAMのリセット
NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)またはPRAM(Parameter RAM)は、Macの設定情報を保存するメモリ領域です。これをリセットすることで、起動時の設定エラーや不具合を解消できる場合があります。
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを押した後、すぐにOption + Command + P + Rキーを同時に押し続けます。
- 約20秒間押し続けた後、キーを離します。
これにより、Macが初期設定に戻り、再起動ループを解消できる場合があります。
3. macOSの再インストール
もし、セーフモードやNVRAMリセットが効果を示さない場合、macOSの再インストールを試みることが有効です。再インストールを行っても、個人のデータはそのまま保持されます。
- Command + Rキーを押しながらMacを起動し、リカバリーモードに入ります。
- 「macOSの再インストール」を選択し、画面の指示に従ってインストールを開始します。
再インストールが完了すれば、再起動ループが解消され、Macを正常に使えるようになることがあります。
4. ディスクユーティリティで修復
もしシステムファイルやストレージに問題がある場合、リカバリーモードから「ディスクユーティリティ」を使って修復を試みることができます。
- Command + Rキーを押しながらMacを起動し、リカバリーモードに入ります。
- 「ディスクユーティリティ」を選択し、Macのストレージ(通常は「Macintosh HD」)を選択します。
- 「ディスクの修復」をクリックして、エラーがないか確認します。
修復が完了した後、Macを再起動して問題が解消されたか確認します。
5. 外部デバイスを取り外す
外部デバイスが原因で再起動ループが発生する場合があります。USBメモリや外付けハードディスクなど、接続されているすべての外部デバイスを取り外してから、再起動してみましょう。
まとめ
Macがリンゴマークで進まない再起動ループに陥った場合、いくつかの方法で問題を解決できる可能性があります。セーフモードでの起動やNVRAMのリセット、macOSの再インストール、ディスクユーティリティによる修復などを試し、原因を特定して解決していきましょう。もしこれらの方法で解決できない場合は、ハードウェアの故障が考えられるため、専門業者に相談しましょう。