パソコンを使っていて「昨日までは快適だったのに、急に動作が重くなった」と感じた経験はありませんか?
特に、ビジネスで人気の Let’s note(レッツノート) や HP(ヒューレット・パッカード)製のノートPC を利用しているユーザーから、こうしたご相談をいただくケースが少なくありません。
一見すると「もう寿命なのでは?」と思いがちですが、原因は必ずしもハードウェアの劣化とは限りません。ここでは、Let’s noteやHPパソコンでよくある“急に重くなる”問題の意外な原因を解説し、解決のヒントをご紹介します。
1. バックグラウンドで動く常駐ソフト
意外と見落とされがちなのが、バックグラウンドで動いている常駐ソフトの存在です。
ウイルス対策ソフトやプリンタ関連ソフト、クラウド同期アプリ(OneDrive、Dropboxなど)が多重に起動していると、CPUやメモリを圧迫してしまいます。
対策
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タスクマネージャーで使用率を確認
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不要なスタートアップアプリを停止
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クラウド同期は必要なフォルダだけに限定
2. Windows Updateやドライバ更新の影響
Let’s noteやHPはビジネス用途が多いため、Windows Updateやメーカー独自のドライバ更新が頻繁に実行されます。更新プログラムのダウンロードやインストール中は処理速度が著しく低下し、「急に重くなった」と感じやすいのです。
対策
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更新の進行状況を確認し、完了するまで待つ
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更新後は不要な一時ファイルを削除
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大型アップデート前にはバックアップを取る
3. ストレージ(HDD/SSD)の空き容量不足
特に HDD搭載モデル のLet’s noteやHPでは、容量が逼迫すると動作が極端に遅くなります。Windowsは仮想メモリとしてストレージを使用するため、空き容量が少ないと処理が滞ります。
対策
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不要なアプリや大容量ファイルを削除
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「ディスククリーンアップ」や「ストレージセンサー」を活用
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SSD換装や外付けストレージの利用も検討
4. 熱暴走によるパフォーマンス低下
ノートPCは小型化のため放熱性能に限界があり、長時間使用やホコリ詰まりで内部温度が上がると、自動的に処理速度を落として熱を抑えようとします。特にHPの一部モデルは高性能CPUを搭載しているため、熱管理が追いつかず「急に重い」と感じる原因になりやすいです。
対策
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定期的に内部のホコリをクリーニング
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冷却台を利用
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ファンの異音や回転不足があれば修理相談
5. メモリ不足
Let’s noteはモバイル性重視で、標準メモリが少なめのモデルもあります。複数のブラウザタブを開いたり、業務アプリを同時利用するとメモリ不足で動作が重くなります。
対策
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使用アプリを減らす
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メモリ増設が可能なモデルは追加を検討
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メモリ消費の多いアプリ(TeamsやZoomなど)の利用時は注意
6. セキュリティソフトの競合
複数のセキュリティソフトをインストールしていると、相互に干渉して動作が重くなります。Let’s noteやHP購入時にプリインストールされている試用版ソフトをそのまま放置しているケースも多いです。
対策
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不要なセキュリティソフトをアンインストール
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信頼できる1本に絞る
7. ハードディスクの劣化
HDD搭載の古いLet’s noteやHPでは、ディスク劣化が原因で読み書きが遅くなることがあります。カリカリと異音がする場合や頻繁なフリーズは要注意です。
対策
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データの早期バックアップ
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HDDをSSDに換装することで大幅に改善
まとめ
Let’s noteやHPのパソコンが「急に重くなる」とき、その原因は多岐にわたります。
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バックグラウンドアプリの過多
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Windows Updateやドライバ更新
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ストレージ容量不足
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熱暴走やホコリ詰まり
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メモリ不足
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セキュリティソフトの競合
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HDDの劣化
こうした要因を切り分けることで、「買い替えしかない」と諦める前に改善できるケースが多いのです。
当店 パソコンシェルジュ秋葉原 では、Let’s noteやHPをはじめとした各メーカーPCの診断・修理に対応しており、クリーニングやメモリ増設、SSD換装なども行っております。
👉 「動作が急に重くなった」「フリーズが多い」と感じたら、お気軽にご相談ください。最適な改善策をご提案いたします。