こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
パソコンの購入を検討している際に、メモリやストレージはわかるけどCPUは種類がたくさんあってどれが自分に合っているのかよくわからない…と感じたことはありませんか?CPUをどう選ぶべきなのか迷っている人はたくさんいます。
CPUはパソコン選びで大変重要なポイントですが、性能が高ければ高いほど良いというものでもありません。CPUの性能が高くなると価格も高額になります。ここではCPUの違いを理解し、利用目的に合った性能を選択できるようガイドしていきます。
搭載するCPUによってパソコンの性能は大きく変わってきます。使用目的と予算のバランスを考えてCPUを絞り込みましょう。
使っているパソコンのCPUの確認方法
いま使用しているパソコンのCPUがどれくらいの性能であるかはシステムから確認できます。システムを表示するには、デスクトップのコンピューターのアイコンを右クリックし、プロパティもしくはコントロールパネルからシステムを開きます。
システムに表示されているプロセッサという項目がCPUの性能を表しています。表示はCPUの型番、クロック周波数の順に記載されています。型番はCPUがどのような構造なのか示しています。クロック周波数はCPUの処理速度を示しています。
使っているパソコンの使用感とCPUの性能を確認して、十分な処理速度か、もっと早い処理を望んでいるかでCPU選びにつなげましょう。
複数の処理が楽になる「コアの数」
CPUは演算処理をする「コア」と呼ばれる構造が複数搭載されるようになりました。現在コアの数は1~10程度まで市販されています。コアの数が多いほど作業を分担して行えるので処理が早くなるといえます。
ワードを開いてネットで調べ物をし、作業中に音楽を聴くなどをしていても、コア数が多いと処理を分担して、快適にパソコンを使えます。ただし、使用目的によっては4コア以上は動作に差異を感じる人は少なくなります。1コアと4コアを比べると動作の違いを実感できる人は多いです。4コアと8コアを比べて早くなったかを実感できるほど負荷の高い処理を行っている人は少ない状況です。
また、コア数が多くてもクロック周波数が低いと性能を十分に引き出せないので、2コアでもクロック周波数が高いものの方が処理が早くなることもあります。一般に使用する場合は、1~4コアの間で十分機能します。もし、4コアでも動作が遅いと感じたら、よりコア数の多いパソコンを試してみるようにしましょう。
処理速度が速くなる「クロック周波数」
クロック周波数(動作周波数)は電気を「OFF(0)」か「ON(1)」にする速度を示しています。パソコンは「0」と「1」の並びで処理をするので、この切り替えの早さが処理速度に直結します。単位には「GHz」が使用され、1秒間でどれだけ計算できるかを現しています。1GHzは10億回/1秒間です。
コアの数が同じなら、クロック周波数が大きい程処理が速いです。ただし、10年前まではクロック周波数が高いものが性能が高いとされていました。しかし、クロック周波数が3.0GHzを超えてから現在までの約10年間はほぼ同じ周波数です。そのため、コア数や世代、カテゴリーなどCPUの構造が性能の決め手となっています。