こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
BIOSはパソコンの中でも必要不可欠なプログラムですが、そのBIOSが起動しない場合はどのような対処法があるのでしょうか。BIOSが起動しない場合、パーツの交換などで解決するケースもありますが、BIOSの回復ではパソコンの中枢に触れることもあり、自分で行う場合は細心の注意が必要です。
BIOSが起動しない場合にまず行う3つの手順
BIOSが起動しない場合、マザーボードが損傷している可能性があります。しかし、実際はもっとシンプルな原因で不具合が発生していることもあるのです。マザーボードの修理や交換となると、自分でやるには難しいこともあるため、マザーボードの修理に手を付ける前に、簡単にできる対処法を試してみましょう。ここではBIOSが起動しないときに原因を簡単にチェックできる手順を紹介します。
外部との接続を遮断
BIOSが起動しない場合、周辺機器やネットワークなどを遮断し最小限の構成でパソコンを起動させることを試みてみましょう。パソコンが周辺機器やネットワークなどに接続していると、プログラムの読み込みやCPU処理の負担となり、パフォーマンスにも影響することがあります。その結果、BIOSの起動を妨げる原因となる可能性があるのです。USBメモリや外付けハードディスクなどの外部ストレージや、挿入されたままになっているCDやDVD、プリンター、ビデオカード、スキャナーなどを一旦全て取り外します。LANやWi-88Fiといったネットワーク接続も遮断しましょう。メモリを増設している場合はそれも取り外して、もう一度パソコンを起動させてみると、無事に起動することがあります。その場合は、パソコンに過剰な負荷がかかっていたことが原因と考えられるため、負荷をかけすぎないようにパソコンの使用方法を見直す必要があるでしょう。
パソコン内部の清掃
パソコン内部に埃やチリなどが蓄積されていないかをチェックし、埃やチリが溜まっているようであれば清掃することも、BIOSの不具合解消につながることがあります。パソコン内部はCPUやメモリ、ハードディスクといったパーツが密接に組み合わさってできています。そこにほこりやちりが溜まると、パーツ同士の接触不良の原因となり、パソコンが起動しないケースがあるのです。埃やチリのせいで、パソコン内部の熱が適切に放出されないことが原因で、不具合を起こしていることもあります。そのため、原因となる埃やチリを取り除くことで、不具合が解消することがあります。
CMOSバックアップ電池をチェック
CMOSバックアップ用電池の劣化が、BIOSが起動しない原因となっていることもあるため、CMOSバックアップ用電池のチェックをしてみましょう。CMOSとは、パソコンのCPUを構成している部品のひとつです。BIOSの設定データは、マザーボードのCMOSに保存されています。正常な状態では、パソコンの電源を入れるとBIOSがCMOSの情報を読み取り、その情報をもとにハードディスクやモニターにアクセスするようになっています。そのため、CMOSに問題があると情報が読み取れず、BIOSを起動することができないのです。