こんにちは。パソコンシェルジュ秋葉原です。
ビジネスシーンで高い信頼性を誇る Panasonic Let’s note(レッツノート)。
軽量で堅牢な設計から「壊れにくい」イメージがありますが、内部ストレージである SSD/HDD は消耗部品のため、一定年数が経つと故障リスクが急激に高まります。
「起動が遅くなった」「突然フリーズが増えた」
そんな症状の裏には、SSDやHDDの劣化が隠れていることも珍しくありません。
ここでは、レッツノートのSSD/HDDが故障しかけているサインと、自分でできるチェック方法 をまとめました。
同じ症状がある方は、早めの点検をおすすめします。
■ SSD/HDDに多いトラブル症状
Let’s noteでは以下のような不具合が起こりやすく、ストレージ故障の代表的な前兆とされています。
1. 起動に異常に時間がかかる
以前は10〜15秒で立ち上がっていたのに、数分かかるようになった場合は要注意。
Windowsファイルを読み込む速度が低下している可能性があります。
2. アプリが頻繁にフリーズ・強制終了する
Excel、ブラウザ、Teamsなどが突然固まる場合、内部の読み書き速度が低下しているサインです。
3. 「応答なし」が増える
読み込み時にストレージが正常動作していないと、アプリ・エクスプローラーが頻繁に応答しなくなります。
4. 自動修復が繰り返される
Windows起動時に
「自動修復を準備しています」
と表示され、ループになるのはストレージ損傷時に多発する症状です。
5. たまに異音がする(HDDモデルの場合)
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カチカチ音
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カリカリ音
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引っかかるような音
これはHDDの物理故障の可能性が高いため、すぐに使用を停止する必要があります。
6. ファイルが勝手に消える/読み込めない
保存していたデータや画像が突然開けなくなる時は、SSDのセル劣化が進んでいる危険サインです。
■ 自分でできるチェック方法
① SMART情報の確認
SSDやHDDの健康状態は「SMART情報」で確認できます。
Windows標準でも一部確認可能:
コマンドプロンプト(管理者)にて
「OK」以外の表示(Bad・Unknown)が出た場合は要注意。
② ストレージ容量の確認
空き容量が少ないと故障と同じような挙動になるため、
空き容量は20%以上 を確保しておくことが推奨されます。
③ Windowsイベントビューアーを見る
HDD/SSD関連のエラーはイベントビューアーで確認できます。
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「Disk」
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「Ntfs」
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「StorAHCI」
などの重大エラーが頻発している場合は故障の可能性大。
④ 別のUSBメモリから起動してみる
USBブートが正常なら、ストレージ側の障害が濃厚です。
■ Let’s noteで特に多い故障パターン
Let’s noteは 発熱しやすい構造 や 長時間利用される環境 が多いため、SSDの寿命が短くなることがあります。
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長期間のテレワークで負荷が蓄積
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高速SSDの書き換え回数が限界に近づく
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内部のホコリで温度が上がりやすい
特に4〜5年以上使用している個体は、ストレージ故障率が一気に高まります。
■ 故障したSSD/HDDを放置するとどうなる?
放置すると次のようなトラブルにつながります。
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Windowsが突然起動しなくなる
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データを読み取れなくなる
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自動修復ループで業務が止まる
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数万円〜十数万円級のデータ復旧費用が必要になる
特にHDDは「異音がした時点でかなり危険」です。
■ 修理すべきタイミング
以下の症状がある場合は、早めに修理が必要です。
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週に数回フリーズする
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起動が異常に遅い
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自動修復ループに入る
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SMART情報にエラーがある
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異音がする(HDD)
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ファイル破損が増えてきた
SSD/HDDは突然完全に壊れることがあるため、初期症状の段階で交換するのがベスト です。
■ まとめ|Let’s noteのストレージは早期診断が重要
レッツノートは本体の耐久性こそ高いものの、
SSDやHDDはどうしても経年劣化していきます。
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起動遅延
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フリーズ
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異音
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自動修復ループ
これらの症状がある場合は、ストレージが寿命に近づいている可能性があります。
データ消失の前に、症状が軽い段階での点検がおすすめです。
パソコンシェルジュ秋葉原では、無料見積もりを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

