Macを長く使っていると、「ストレージ容量が足りない」という警告に悩まされることがあります。特にSSD搭載のMacは容量が限られているため、アプリや写真、動画をたくさん保存しているとすぐに満杯になりがちです。
ストレージ不足は動作の遅さやアプリの起動不良、場合によってはシステムアップデートの失敗にもつながるため、早めの対策が必要です。
今回は、Macのストレージ不足を簡単に解消するテクニックを、パソコン修理専門の「パソコンシェルジュ秋葉原店」がご紹介します。
■ チェック1:ストレージ使用状況を確認する
まずは、自分のMacで何がどれだけ容量を使っているかを把握することが大切です。
【手順】
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画面左上のAppleメニュー → 「このMacについて」をクリック
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「ストレージ」タブを選択
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使用量やカテゴリー(アプリ、写真、書類、システムなど)を確認
ここで容量を圧迫している要素を把握すると、効率的に整理できます。
■ チェック2:不要なファイル・アプリを削除
容量不足の主な原因は、使っていないアプリや大きなファイルです。
【対処法】
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「アプリケーション」フォルダを見直し、使用していないアプリをアンインストール
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ダウンロードフォルダやデスクトップの不要ファイルを整理
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大容量の動画や古いバックアップは外付けHDDやクラウドに移動
特に動画や写真は思い出のデータですが、クラウドストレージに保存してローカル容量を空けることが有効です。
■ チェック3:Mac標準機能「ストレージ管理」を活用
macOSには、ストレージを効率的に管理できる機能があります。
【手順】
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Appleメニュー → 「このMacについて」 → 「ストレージ」 → 「管理」
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以下のオプションを順に確認
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iCloudに保存:書類や写真をクラウドに移動
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ゴミ箱を自動的に空にする:不要ファイルの自動削除
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大きなファイルを確認:容量が大きいファイルを整理
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使用していないアプリを削除:使わないアプリをリスト化して削除
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この機能を使えば、手作業で探す手間を大幅に減らせます。
■ チェック4:キャッシュ・ログ・一時ファイルの削除
Macは使用中にキャッシュやログ、一時ファイルを生成します。
これらは知らないうちにストレージを圧迫することがあります。
【対処法】
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Finder → 「移動」→「フォルダへ移動」で
~/Library/Cachesを開き、不要なキャッシュを削除 -
「~/Library/Logs」も不要ログを整理
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専用クリーニングソフトを使うのも効率的
注意:重要な設定やアプリのファイルは削除しないように注意しましょう。
■ チェック5:外付けストレージやクラウドの活用
ローカルストレージを空けるために、外付けHDDやSSD、クラウドストレージの活用もおすすめです。
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iCloud Drive、Google Drive、Dropboxなどにデータを移動
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使用頻度が低いデータは外付けHDDに保存
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バックアップも兼ねられるので安心
■ チェック6:ストレージの物理的容量不足は増設も検討
MacBookなど一部機種ではSSD増設が難しい場合がありますが、iMacやMac miniなどはストレージ増設で容量を確保可能です。
また、外付けSSDを常時接続して作業領域として利用する方法もあります。
■ まとめ
Macのストレージ不足は、放置するとパフォーマンス低下やアップデート失敗の原因になります。
チェックポイントは以下の通りです。
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ストレージ使用状況を確認
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不要なファイル・アプリを削除
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macOSの「ストレージ管理」を活用
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キャッシュ・ログ・一時ファイルを整理
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外付けストレージやクラウドの活用
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必要に応じて増設を検討
パソコンシェルジュ秋葉原店では、ストレージ整理・バックアップ・増設など、Macの容量不足に関するサポートも承っています。
容量不足で作業効率が落ちる前に、ぜひ一度ご相談ください。
プロによる診断と整理で、快適なMac環境を取り戻すことができます。

