Apple製品の中でも洗練されたデザインと操作性で人気の高いMac。その中でも毎日使うキーボードに不具合が生じると、仕事や作業に大きな支障が出てしまいます。
「キーの一部だけが反応しない」「入力が遅れる」「勝手に文字が打たれる」といった症状にお困りの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Macのキーボード不具合の主な原因と、それぞれに応じた修理方法について詳しく解説します。
主な症状と原因
Macのキーボードトラブルには、主に以下のようなパターンがあります。
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一部のキーが反応しない
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キー入力が遅延する、または連打される
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全体が効かない
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異音や違和感がある
これらの症状には、いくつかの典型的な原因が考えられます。
【原因1】ホコリ・ゴミの詰まり
MacBook(特にバタフライキーボード採用機種)は、構造上キーの隙間が狭く、小さなゴミやホコリが詰まりやすい傾向があります。
パンくずや髪の毛、化粧粉など、気づかないうちに侵入し、キーの反応を悪くすることも。
対処法:
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キーボードを逆さにして軽くたたく
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エアダスターで隙間のゴミを除去
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キーキャップの清掃(自己分解は非推奨)
※バタフライ構造は特に繊細なため、無理にキーを外すと故障リスクが高まります。
【原因2】液体こぼれ・湿気
飲み物をこぼしてしまった場合や、高湿度の環境ではショートや腐食が起こりやすく、反応しないキーが増えていきます。
対処法:
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電源を即オフし、バッテリーを切断(できれば)
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乾燥を試みる(逆さ保管、シリカゲル利用)
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専門業者による分解洗浄・修理が必要
放置するとマザーボードまでダメージが及ぶ恐れがあるため、早めの対応が重要です。
【原因3】OSや設定の不具合
物理的な異常がなくても、macOSの不具合や設定ミスが原因でキーボードが正常に動作しない場合もあります。特にアップデート後に症状が出ることがあります。
対処法:
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セーフモードでの起動
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SMC・PRAMのリセット
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他のユーザーアカウントでの検証
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macOS再インストール
この段階で復旧する場合は、ハードに異常はない可能性が高いです。
【原因4】キーボードユニットの故障
内部の基板やキーボードユニット自体の故障の場合、パーツ交換が必要になります。特にバタフライ構造では一体型パーツのため、トップケース丸ごと交換となるケースも多く、修理費用が高額になる傾向があります。
Appleでは特定機種(MacBook Pro 2015〜2019など)に対して無償のキーボード交換プログラムを実施していたこともあり、対象であればまずは確認しましょう。
修理はどう依頼する?
【Apple公式修理】
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正規の保証内であれば無償対応あり
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保証外の場合は費用が高額になりがち(2万〜5万円以上)
【非正規修理業者】
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パーツ交換または分解クリーニングなど柔軟に対応
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保証切れ・旧型Macの修理にも強い
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データを残したまま修理可能なケースも多い
パソコンシェルジュのご提案
当社「パソコンシェルジュ」では、Macキーボードの不具合診断から修理・クリーニング・パーツ交換までトータルで対応可能です。
原因が不明な場合でも、まずは無料で点検いたします。
「買い替えしかないと思っていた」「修理できるとは思わなかった」
そんなお客様からのご相談も増えています。
まとめ
Macのキーボードの異常は、原因さえ分かれば早期対応が可能です。
「ちょっとおかしいな」と感じたら、それは大きな故障の前兆かもしれません。
修理を後回しにせず、まずはお気軽にご相談ください。