本日は、ノートパソコンが突然のブラックアウト…原因と対処法とは?について紹介します。
仕事中やネット検索中、あるいは動画を見ている最中に、突然ノートパソコンの画面が真っ暗になったという経験はありませんか?
電源は入っているはずなのに、何も映らず操作もできない。そんな「ブラックアウト」は、多くのユーザーが一度は直面するトラブルです。
今回は、ノートパソコンがブラックアウトする原因と、その対処法・再発防止のポイントをわかりやすく解説します。
◆ よくあるブラックアウトの原因とは?
ノートパソコンのブラックアウトには、いくつかの典型的な原因があります。
1. 一時的なシステムエラーやフリーズ
WindowsやMacOSなどのOSが一時的にフリーズし、画面だけが表示されなくなるケースです。アプリの不具合や一時的な過負荷が原因で、画面の表示が止まることがあります。
2. ディスプレイのバックライト・液晶不良
画面がうっすら見えている場合は、バックライトの故障の可能性があります。落下や長年の使用による経年劣化で、液晶部品がダメージを受けている場合もあります。
3. グラフィックドライバの不具合
ドライバの更新中や不具合により、画面表示を担当するGPUが正常に働かないことがあります。特に外部モニター接続などを頻繁に使っている場合、設定の衝突で画面が真っ暗になることも。
4. バッテリーや電源トラブル
バッテリーの劣化やACアダプタの接触不良が原因で、電源が一瞬でも落ちた可能性もあります。一見通電しているようでも、内部的には電力供給が不安定な場合もあります。
5. 熱暴走や内部ホコリによるシャットダウン
CPUやGPUの温度が異常に上がると、安全装置が作動し自動で画面がオフになることがあります。冷却ファンや吸気口にホコリが詰まっている場合も要注意です。
◆ 自分でできる初期の対処法
ブラックアウトが起きたときは、以下の順番で確認・対処してみましょう。
① キーボードでスリープ解除
単にスリープ状態に入っているだけの可能性もあります。
【Windows】→「Ctrl」+「Shift」+「B」キーを同時押し
【Mac】→「電源ボタン」を1回押す、または「トラックパッドやキーをタップ」
② 外部モニターを接続
本体の画面だけが故障しているのかを確認するために、外部ディスプレイを接続して映像が出るか試してみましょう。もし外部には映る場合、本体液晶やケーブルの断線が原因の可能性が高いです。
③ 強制再起動を試す
パソコンが完全に応答しない場合は、長押しで電源を落とし再起動します。
・【Windows/Mac共通】:電源ボタンを10秒以上長押し
・電源を落としたあと、数秒置いてから再び起動
④ 放熱とクリーニング
パソコンの底面が異常に熱くなっている場合、しばらく電源を切って冷ましましょう。また、エアダスターなどで吸排気口のホコリを除去することも効果的です。
◆ それでも直らない場合は?
原因がハードウェアにある場合や、再起動してもブラックアウトが改善しないときは、専門業者への相談をおすすめします。
たとえば、以下のような症状が見られる場合は、早めの対応が重要です。
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ファンが動かず熱がこもる
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起動音はするが画面が無反応
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バックライトが暗く画面がほぼ見えない
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外部モニターでも映像が出ない
内部部品の故障やマザーボードの異常が疑われるケースでは、自分での修理は難しく、放置すると症状が悪化する可能性もあります。
◆ 再発防止のための3つのポイント
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定期的なOS・ドライバ更新
システムの不具合を防ぐため、Windows UpdateやMacOSアップデートはこまめに行いましょう。 -
熱対策とクリーニング
ホコリが溜まりやすい吸気口やファン部分は、エアダスターで月1回程度の清掃がおすすめ。長時間の連続使用も控えましょう。 -
バッテリー状態の管理
バッテリーの寿命が近づくと電源トラブルが起こりやすくなります。劣化が進んでいる場合は、交換を検討しましょう。
◆ まとめ
ノートパソコンのブラックアウトは突然発生し、作業を中断させる厄介なトラブルです。しかし、冷静に原因を切り分け、適切な対処を取れば多くの場合は復旧可能です。
それでも直らない場合は、無理に自力で分解せず、専門店に相談することが安全で確実。
パソコンシェルジュ秋葉原店では、画面不良や電源トラブルにも即日対応可能な診断・修理サービスをご提供しています。
突然のブラックアウトに備えて、普段からのケアと知識を身につけておきましょう。