本日は、「ブルースクリーン」が出たら?Windowsユーザー必見の対処法について紹介します。
Windowsパソコンを使っていて、突然画面が青くなり、白い英語の文字が表示された――それは俗に「ブルースクリーン」と呼ばれる現象です。正式には「ブルースクリーン・オブ・デス(Blue Screen of Death:BSoD)」と呼ばれ、Windowsが深刻なシステムエラーを検出したときに表示されます。
突然のブルースクリーンに驚き、不安になる方も多いでしょう。しかし、原因を正しく理解し、適切に対応すれば、多くの場合は復旧が可能です。今回は、ブルースクリーンが出たときの対処法をステップごとに解説します。
■ まずやるべきは「落ち着いて再起動」
ブルースクリーンが表示されたら、まずはパソコンを再起動しましょう。近年のWindowsでは、エラーコードやQRコードとともに自動再起動される場合もあります。
一時的なメモリエラーや、ドライバの不具合が原因の場合は、再起動だけで正常に戻ることもあります。慌てて操作をせず、まずは電源ボタンを長押しして一度電源を落とし、数十秒後に再度電源を入れてみましょう。
■ エラーコードを確認しよう
ブルースクリーンには「STOPコード」または「エラーコード」が表示されます。たとえば:
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CRITICAL_PROCESS_DIED
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MEMORY_MANAGEMENT
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IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL
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PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA
これらのエラーコードは、問題の原因を特定する手がかりになります。スマートフォンで画面を撮影しておくか、表示されるQRコードを読み取って、Microsoft公式サイトの説明を確認してみましょう。
■ 周辺機器や増設パーツを一時的に外す
ブルースクリーンの原因が外部機器や新しく取り付けたパーツであることもあります。以下を一度取り外して起動してみましょう。
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USBメモリ、外付けHDD、マウス、キーボードなどの周辺機器
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増設したメモリや内蔵SSD/HDD
それでエラーが出なくなる場合、問題の原因が特定しやすくなります。特にメモリやストレージを増設・交換した直後にブルースクリーンが出たなら、相性や取り付けミスの可能性が高いです。
■ 最近インストールしたソフトや更新を見直す
新しくインストールしたソフトウェアや、Windowsの更新(Windows Update)が原因でブルースクリーンが発生することもあります。
【対処法】
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セーフモードでパソコンを起動(電源オン→強制終了を2〜3回繰り返すと回復環境が起動)
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「詳細オプション」→「システムの復元」や「更新プログラムのアンインストール」を選択
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問題の原因と考えられるプログラムやドライバを削除する
※セーフモードでの起動方法が分からない場合は、専門業者に相談するのが安全です。
■ ハードウェア診断ツールで異常チェック
ブルースクリーンの原因がハードウェアにある場合、Windows内蔵の診断ツールを活用することで確認できます。
【メモリ診断ツール】
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スタートメニューで「Windowsメモリ診断」と検索
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「今すぐ再起動してチェック」を選択
【ストレージ診断】
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コマンドプロンプトを管理者権限で起動
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chkdsk /f
と入力してEnter
このようなチェックを行うことで、ハードディスクやメモリの故障を発見できることがあります。
■ それでも直らないときはプロに相談を!
上記の方法でもブルースクリーンが頻発する、または起動すらできない場合は、早めに専門の修理業者へ相談しましょう。
放置するとデータが失われるだけでなく、完全に起動しなくなる恐れもあります。
パソコンシェルジュでは、原因診断からデータの保護、修理まで一貫して対応可能。法人・個人問わず、ブルースクリーンのご相談を数多く承っております。
まとめ
ブルースクリーンが出たからといって、すぐにパソコンを買い替える必要はありません。
多くの場合は、再起動や設定変更、不要なソフトの削除などで回復が可能です。
大切なのは、原因を特定して冷静に対処すること。
万が一に備えて、日ごろからバックアップを取っておくことも忘れずに。
そして、困ったときはパソコンの専門家に相談することが、トラブルを最小限に抑える最善の方法です。
無料見積もりを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。