本日は、大切なデータを守る!バックアップの重要性と方法について紹介します。
写真、動画、仕事の資料、家計簿、連絡先…私たちが日々の生活でパソコンやスマートフォンに保存しているデータは、かけがえのないものばかりです。しかし、その大切なデータが突然消えてしまうとしたらどうでしょう? パソコンの故障やウイルス感染、操作ミスによって、思いがけないタイミングでデータが失われることは、決して珍しいことではありません。
そんな“もしも”に備えて必要不可欠なのが「バックアップ」です。今回は、バックアップの重要性と、自分でもできる簡単な方法をご紹介します。
■ バックアップが必要な理由
◎ ハードウェアの故障
パソコンや外付けHDD、USBメモリなどの記録媒体は、長期間使用していると劣化し、突然認識されなくなることがあります。特にHDD(ハードディスクドライブ)は物理的なパーツで構成されており、衝撃や摩耗によって壊れるリスクが高いのです。
◎ ウイルスやランサムウェアの感染
近年増えているのが、ウイルスやランサムウェアによってデータが破壊されたり、暗号化されてしまうケースです。身代金を要求されるような深刻な被害に発展することもあります。
◎ 誤操作や人的ミス
間違えて大切なファイルを削除してしまった経験、誰にでもあるのではないでしょうか?また、パソコンの初期化時にデータをうっかり消してしまうといったケースもよくあります。
■ バックアップの基本スタイル
◎ ローカルバックアップ
外付けHDDやUSBメモリ、NAS(ネットワークHDD)など、パソコン以外の物理メディアに保存する方法です。インターネットが不要で転送速度も速いのがメリット。ただし、保管場所によっては故障や盗難のリスクもあるため、複数の媒体に保存するのがおすすめです。
◎ クラウドバックアップ
Google Drive、Dropbox、iCloud、OneDriveなど、オンライン上のストレージサービスを活用する方法です。インターネットさえあればいつでもどこでもアクセス可能で、災害や盗難時にもデータを守ることができます。ただし、無料プランには容量制限があるため、大容量データの場合は有料プランの検討が必要です。
◎ 自動バックアップ設定
Windowsには「ファイル履歴」や「バックアップと復元」、Macには「Time Machine」といった自動バックアップ機能が備わっています。定期的に自動保存してくれるため、手間がかからず安心です。
■ バックアップのコツと注意点
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定期的に行うことが大切
週1回、月1回など、自分のライフスタイルに合わせてルールを決めて実施しましょう。 -
異なる種類のバックアップを組み合わせる
クラウドとローカル、複数のメディアへの保存など、万一に備えて多層的にバックアップを取りましょう。 -
バックアップしたことを忘れないように
保存した場所や内容を把握しておくことも重要です。リストにまとめたり、バックアップ完了日を記録するのもおすすめです。
■ 「万が一の復元」も視野に
バックアップをしていても、復元方法が分からなければ意味がありません。いざという時のために、復元方法もあらかじめ確認しておきましょう。特に重要なデータは、専門の業者に依頼して復旧する選択肢もあります。
「パソコンシェルジュ」では、データ復旧サービスや、バックアップの初期設定サポートも対応可能。初めての方でも安心してデータ保護ができる環境づくりをお手伝いします。
「いつかやろう」と思っているうちに、取り返しのつかない事態になるのがバックアップの怖いところ。
大切な写真も、仕事のファイルも、未来の自分を守るために――今日から“備え”を始めましょう。