本日は、Macが起動しない?原因と修理方法を徹底解説について紹介します。
Macが突然起動しなくなると、非常に焦ってしまいます。データの損失や作業の中断など、問題を解決するためには原因を特定し、適切な対処が必要です。この記事では、Macが起動しない場合の原因と、それぞれに対する修理方法を徹底的に解説します。
1. バッテリー切れや電源供給の問題
最も基本的で簡単に見逃されがちな原因は、バッテリー切れや電源供給の問題です。Macが全く反応しない場合、まずは電源が入っているか確認しましょう。充電ケーブルが正しく接続されているか、電源ボタンを長押ししてみてください。
- 対処法:電源ケーブルを抜き、数分後に再接続してから再度電源を入れてみてください。もしバッテリーが完全に切れている場合、数分間充電してから起動を試みてください。
2. ハードウェアの問題
Macが起動しない原因として、ハードウェアの故障も考えられます。特に、ロジックボードやハードディスクの不具合が原因で起動しないことがあります。ハードウェアの問題の場合、画面が真っ暗のままで、外部ディスプレイに何も表示されないこともあります。
- 対処法:ハードウェアの故障を特定するためには、Apple Diagnosticsを使うことができます。Macを再起動し、起動音が鳴ったらすぐにDキーを押し続けることで、診断ツールを実行できます。問題が検出された場合は、Apple正規の修理センターに依頼するのがベストです。
3. ソフトウェアの問題(OSの不具合)
ソフトウェアの問題、特にmacOSの不具合が原因でMacが起動しないこともあります。macOSが正常に起動しない場合、起動ディスクの破損や、システムアップデートの失敗が関係していることが多いです。
- 対処法:macOSが起動しない場合、「リカバリモード」を試すことができます。Macを起動する際にCommand(⌘)+ Rキーを押し続け、macOSユーティリティが表示されたら「ディスクユーティリティ」で起動ディスクの修復を試みてください。また、「macOSを再インストール」することも一つの手段です。再インストールしてもデータはそのままで、OSだけを修復できます。
4. セーフモードでの起動
セーフモードを使用することで、問題の診断や修復が可能になる場合があります。セーフモードでは、Macが最小限のソフトウェアとドライバーで起動するため、ソフトウェア関連の問題を診断するのに役立ちます。
- 対処法:Macをシャットダウンし、電源を入れた後すぐにShiftキーを押し続けてセーフモードで起動します。セーフモードで正常に起動する場合、問題の原因は通常、インストールされているソフトウェアや拡張機能にあります。
5. PRAM(NVRAM)リセット
PRAM(Parameter RAM)やNVRAM(Non-Volatile Random-Access Memory)は、Macの設定情報を保存するためのメモリです。これらのメモリが破損すると、Macが起動しなくなる場合があります。
- 対処法:Macの電源を切り、再度電源を入れた際に、Option(⌥)+ Command(⌘)+ P + Rの4つのキーを同時に押し続けます。約20秒ほど保持し、Macが再起動するまで待ちます。この操作で、PRAMやNVRAMがリセットされます。
6. 外部デバイスの確認
外部デバイスが接続されていると、それが原因でMacが起動しないことがあります。特に、USBメモリや外部ハードディスクが接続されている場合、起動時に問題を引き起こすことがあります。
- 対処法:すべての外部デバイスを取り外し、Macを再起動してみてください。外部デバイスが原因であれば、正常に起動するはずです。その後、外部デバイスを1つずつ接続し、問題のあるデバイスを特定してください。
7. ハードディスクの故障
最悪の場合、ハードディスク(SSD)が故障していることも考えられます。ハードディスクが壊れると、Macは起動できなくなります。
- 対処法:ハードディスクの故障が疑われる場合、Appleサポートに連絡して修理を依頼するか、バックアップからデータを復元して新しいディスクに交換する必要があります。Appleの「Time Machine」やその他のバックアップツールを使って、データ復旧を試みることができます。
まとめ
Macが起動しない原因はさまざまで、基本的なチェックポイントを確認することで、簡単に解決できることもあります。まずは電源や外部デバイスを確認し、次にソフトウェアやハードウェアの問題を探ります。それでも解決しない場合は、Appleのサポートセンターや修理業者に相談することをお勧めします。適切な対処法を取ることで、Macの修理をスムーズに進めることができます。
当店では、Macの修理を承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。