修理が必要なケースは?PC画面のチラつきが直らないときの対処法

パソコンシェルジュ奈良出張店です。

本日は、修理が必要なケースは?PC画面のチラつきが直らないときの対処法について紹介します。

PCの画面がチラつくと、作業の集中力が削がれたり、目の疲れが増したりしてしまいます。多くの場合、設定変更やケーブルの接続確認で改善できますが、症状が解消しない場合は修理が必要になることもあります。

本記事では、修理が必要なケースと、自力で解決できるトラブルの見極め方について解説します。


まず試すべき基本的な対処法

画面のチラつきが発生したら、まずは以下の方法で改善できるか確認してみましょう。

1. リフレッシュレートの変更

PCのディスプレイは、一定の頻度で画面を更新(リフレッシュ) しています。この頻度(Hz)が低いと、チラつきが発生しやすくなります。

設定変更方法(Windows 10/11)

  1. 設定(Windowsキー + I)を開く
  2. システム」→「ディスプレイ」を選択
  3. ディスプレイの詳細設定」を開く
  4. リフレッシュレート」の設定を60Hz以上に変更

2. グラフィックドライバーの更新

ドライバーが古いと、画面の描画処理が正しく行われず、チラつきが発生することがあります。

ドライバー更新手順(Windows)

  1. Windowsキー + X を押し、「デバイスマネージャー」を開く
  2. ディスプレイアダプター」を展開し、グラフィックカード(Intel / NVIDIA / AMD)を右クリック
  3. ドライバーの更新」を選択し、「自動的に検索」をクリック
  4. 更新後、PCを再起動

3. ケーブル・接続端子の確認(外部モニター使用時)

ノートPCやデスクトップで外部モニターを接続している場合、ケーブルの接触不良が原因でチラつきが起こることがあります。

チェックポイント

  • HDMI / DisplayPort / VGA ケーブルの抜き差しを試す
  • 別のケーブルに交換してみる
  • 他のディスプレイに接続して問題が再現するか確認する

もしケーブルを交換してもチラつきが続く場合、モニター本体やPC側のポートに問題がある可能性があります。


修理が必要なケースとは?

上記の方法を試してもチラつきが改善しない場合、ハードウェアの故障が疑われます。以下の症状が出ている場合は、修理が必要になる可能性が高いです。

1. 物理的な液晶パネルの故障

特徴的な症状

  • 画面が強く点滅する
  • 特定のエリアだけがチラつく
  • 縦線や横線が表示される

液晶パネルのバックライトやコントローラーが故障している可能性があります。この場合は、液晶パネル交換が必要です。


2. 内部ケーブルの断線や接触不良(ノートPC)

特徴的な症状

  • 画面の角度を変えるとチラつく
  • PC本体を軽く押すと一時的に直る

ノートPCでは、液晶パネルとマザーボードをつなぐケーブル(フレキシブルケーブル) が経年劣化や衝撃で断線しかけていることがあります。

この場合は、内部のケーブル交換やコネクタの修理が必要になります。


3. グラフィックチップの不具合(マザーボードの問題)

特徴的な症状

  • 外部モニターでもチラつく
  • PCが熱を持つと症状が悪化する

PCのグラフィック処理を担当するGPU(グラフィックチップ)やマザーボードの回路に問題がある可能性があります。この場合は、基板修理やマザーボードの交換が必要になることもあります。


4. 電源供給の問題(バッテリー・アダプターの劣化)

特徴的な症状

  • バッテリー駆動時のみ画面がチラつく
  • 電源アダプターを外すとチラつきが止まる

バッテリーやACアダプターが劣化していると、電圧が安定せず、画面がチラつくことがあります。この場合は、バッテリー交換やアダプターの買い替えを検討しましょう。


修理と買い替え、どちらを選ぶべき?

修理をするか、PCを買い替えるか迷う場合は、修理費用とPCの使用年数を考慮すると良いでしょう。

修理を検討すべきケース

  • まだ3〜5年以内のPCで、ハードウェアの不具合が特定できている
  • 液晶パネルやケーブル交換など、比較的安価な修理で済む場合

買い替えを検討すべきケース

  • PCの使用年数が5年以上で、修理費が高額になりそうな場合
  • マザーボードの故障やGPUの不具合など、修理費用が3万円以上かかる場合

まとめ:直らないチラつきはプロに相談!

PCの画面がチラつく場合、設定変更やケーブル確認で改善することもあれば、修理が必要になることもあります。

🔹 まず試すべき対処法

  • リフレッシュレートの変更(60Hz以上推奨)
  • グラフィックドライバーの更新
  • ケーブルや外部モニターの接続確認

🔹 修理が必要なケース

  • 液晶パネルの故障(特定のエリアの点滅)
  • ノートPCの内部ケーブル断線(画面の角度で変化)
  • マザーボードの不具合(外部モニターでも発生)
  • バッテリー・電源の劣化(電源供給が不安定)

自己解決が難しい場合は、修理専門店に相談するのがおすすめです。症状に応じた適切な修理方法を提案してもらえますので、画面のチラつきで困ったら、早めにプロに診てもらいましょう!

当店では、奈良周辺への出張を承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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