本日は、未保存のExcelファイルを復元する方法について紹介します。
Excelで作業中に突然の電源障害やアプリケーションのクラッシュが発生すると、未保存のファイルが失われてしまうことがあります。このような状況でも安心できるのが、Excelの「オートリカバリ」機能です。この記事では、未保存のExcelファイルを復元するための具体的な手順と、オートリカバリ機能の設定方法について詳しく解説します。
1. オートリカバリ機能とは?
オートリカバリ機能は、Excelが自動的に定期的に作業内容を保存する機能です。この機能を利用することで、意図せずアプリケーションが閉じられた場合でも、直前の作業内容を復元できる可能性があります。デフォルトでは、Excelは10分ごとにオートリカバリの保存を行いますが、この時間設定は変更可能です。
2. オートリカバリ設定の確認
まず、オートリカバリ機能が正しく設定されているか確認しましょう。Excelを起動し、次の手順に従います:
- ファイルタブをクリックします。
- オプションを選択します。
- 保存タブを選択し、オートリカバリの保存間隔が設定されていることを確認します。必要に応じて、時間を短縮して設定することもできます。
この設定をしておくことで、万が一の事態に備えることができます。
3. 未保存のファイルの復元手順
未保存のExcelファイルを復元するには、以下の手順を行います。
- Excelを再起動します。
- Excelが正常に再起動すると、自動的にオートリカバリのウィンドウが表示される場合があります。未保存のファイルがある場合は、ここにリストとして表示されますので、該当のファイルをクリックします。
- ファイルを選択後、開くをクリックします。これにより、未保存のファイルが開かれます。
- 開いたファイルを確認し、必要に応じて内容を保存します。保存する際は、別名で保存することも考慮しましょう。
4. オートリカバリファイルを手動で探す方法
もしオートリカバリのウィンドウが表示されなかった場合でも、ファイルは特定のフォルダに保存されています。手動で探すことができます。以下の手順で行います:
- ファイルタブを開き、情報を選択します。
- ドキュメントの管理セクションから、回復された未保存のブックを選択します。
- 表示されたリストから、復元したいファイルを選び、開きます。
5. オートリカバリ機能の注意点
オートリカバリ機能は便利ですが、完全に失われたデータを復元するものではありません。以下の点に注意しましょう:
- 作業中はこまめに手動で保存する習慣をつけること。
- オートリカバリの保存間隔を短く設定しておくことが推奨されます。
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未保存のExcelファイルを復元するためのオートリカバリ機能は、非常に役立つツールです。事前に設定を確認し、万が一のトラブルに備えておくことが重要です。アプリケーションのクラッシュや不測の事態に備え、こまめな手動保存とともにオートリカバリの活用を心掛けましょう。