パソコン安全なデータ消去方法

パソコンシェルジュ秋葉原です。本日は、パソコンの安全なデータ消去方法について紹介します。

データ消去は単なる削除ではなく、完全にデータを復元不可能な状態にすることを意味します。データが不適切に処理されると、個人情報や機密情報が漏洩する可能性があるため、安全なデータ消去方法を理解し実行することが重要です。

1. ソフトウェアによるデータ消去

  • データ消去ツールの使用:
    • 専門ソフトウェア: 専用のデータ消去ソフトウェアを使用することで、ハードディスクに保存されたデータを完全に消去することができます。これには、データを上書きする方法やゼロフィルなどがあります。例えば、以下のツールが一般的です:
      • CCleaner: データ消去機能があり、複数回の上書きに対応しています。
      • Eraser: 高度なデータ消去アルゴリズムを提供し、複数回の上書きが可能です。
      • Disk Drill: データ復元機能も提供し、データ消去機能も搭載しています。
    • 上書き回数の設定: データを完全に消去するためには、データの上書きを複数回行うことが推奨されます。例えば、3回以上の上書きが一般的です。
  • OSの組み込み機能:
    • Windows: 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「このPCをリセット」から「すべて削除」を選択し、ディスクのクリーンアップを選択します。データを完全に消去するオプションも選べます。
    • macOS: 「macOSユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」→「消去」を選択し、「セキュリティオプション」でデータ消去の深度を設定できます。

2. ハードウェアの物理的破壊

  • ハードディスクの取り出しと破壊:
    • 取り出し: パソコンからハードディスクを取り出します。これには、ドライバーや工具が必要です。
    • 物理的破壊: ハードディスクを物理的に破壊することで、データの復元を困難にします。破壊方法には以下があります:
      • ハンマーでの破壊: ハードディスクをハンマーで叩き壊す方法です。データが復元できなくなりますが、安全に行うためには注意が必要です。
      • ドリルでの穴あけ: ハードディスクにドリルで穴を開ける方法です。内部のデータが破壊され、復元が不可能になります。
      • シャーディングサービスの利用: 専門業者に依頼し、ハードディスクを安全に破壊してもらう方法です。証明書を提供する業者もあります。

3. ディスクの暗号化

  • ディスク全体の暗号化:
    • 事前暗号化: データを消去する前に、ディスク全体を暗号化することで、消去後もデータの復元が困難になります。これには、以下のツールや機能を使用できます:
      • BitLocker: Windowsの暗号化機能で、ドライブ全体を暗号化します。
      • FileVault: macOSの暗号化機能で、ディスク全体を暗号化します。
  • 暗号化後の消去:
    • データが暗号化されていれば、消去後のデータは暗号化された状態であり、復元が難しくなります。

4. クラウドデータの消去

  • クラウドストレージからの削除:
    • アカウントの削除: クラウドストレージサービス(例:Google Drive、Dropbox)に保存されたデータは、アカウントを削除することで消去できます。削除後もデータが残る場合があるため、サービスのポリシーを確認することが重要です。
    • データ消去ツールの使用: 一部のクラウドサービスでは、専用のデータ消去ツールやオプションが提供されている場合があります。

データを安全に消去するためには、ソフトウェアによる消去、ハードウェアの物理的破壊、ディスクの暗号化、クラウドデータの削除など、複数の方法を組み合わせることが推奨されます。

パソコンシェルジュでは、データ消去・データ移行などを承っております。

無料見積もりだけでも可能ですのでお気軽にお問い合わせください!

東京秋葉原店