Windows10の初期化で失敗

こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。

パソコンの初期化を行った際、パソコンが起動しなくなったという経験がある人は意外に多いのではないでしょうか。初期化を実行すると、さまざまな要因でパソコンにトラブルを起こすケースがあります。周辺機器、セキュリティ対策ソフトなどが関連していることも多いでしょう。本記事では、Windows10を何らかの理由で初期化した結果、起動しなくなった場合の対策方法をまとめています。

Windows10の初期化で失敗する主な原因

パソコンに接続された周辺機器で失敗する

パソコンを初期化した際、プリンターなどの周辺機器を接続していると、デバイスドライバーに関連するトラブルが発生することで初期化が失敗する場合があります。初期化の操作をする際、マウスとキーボードさえ繋いでいれば実行可能です。マウスやキーボード以外の周辺機器を一度取り外し、再起動を実施してみましょう。

また、Windows10は高速スタートアップ機能がデフォルトでオンになっています。この機能はシャットダウンのタイミングで周辺機器の接続情報を保存し、次回に起動するときにはその状態を覚えたまま、スタートアップするのです。普段は役に立つ機能といえますが、初期化の段階でこの処理が動くと、不具合を誘発するリスクが発生するでしょう。

セキュリティ対策ソフトで失敗する

セキュリティ対策ソフトはパソコンを起動すると同時に操作が始まるため、初期化の作業に影響を与えるケースがあり得ます。セキュリティ対策ソフトを入れた状態で初期化に失敗したときには、セキュリティ対策ソフトを一度アンインストールしてみてください。セキュリティ対策ソフトの処理を止めてから再実行することで、成功する可能性が高まります。

空き容量不足で失敗する

パソコンの空き容量が足りないのが原因で、初期化が途中で失敗することもあります。空き容量が少ないようであれば、外付けHDDにデータをコピーするか、アプリケーションなどの不要なファイルを削除してから再実行してみてください。ファイルの削除をする際、自分でひとつひとつ選択して消す方法もありますが、あまり効率的ではありません。Windowsのパソコンは長期間使い続けていると不要ファイルの量が膨大になります。これらを手動で消すとなると、時間がかかりますし、間違って必要なファイルを消してしまう恐れもあるでしょう。Windows10のクリーンアップ機能を使えば、安全かつ簡単に不要ファイルの削除が可能です。

リカバリメディアを使ってリカバリする

パソコンを購入時、リカバリメディアというDISCが付属されていることがあります。リカバリメディアを使用すれば、パソコンを購入時の状態に戻せる可能性が高いでしょう。付属DISCのリカバリメディアを利用した復旧方法は機種ごとに変わってくる面もあるため、製品マニュアルや公式ホームページの内容を確認し、正しい手順を理解したうえで進めてください。

クリーンインストールによる初期化

クリーンインストールとは、Windows10を新規で上書きインストールすることです。正常なWindows10のOSを再度入れ直す方法と考えればよいでしょう。復元やリカバリが成功しないときに試してみてください。成功すれば、パソコンの初期化やリセットと同等の効果が期待できます。