こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
パソコンを使っていると、ときどき「Microsoft」と書かれた警告が出てくることがあります。ウイルスに感染してしまったのか、それとも詐欺のようなものなのか、判断できずに不安になってしまう人も多いでしょう。
MicrosoftやWindowsと書かれた警告表示が!
インターネットで調べ物をしたり、ネットサーフィンを楽しんだりしていると、閲覧中のホームページが突然切り替わって「ウイルスに感染しています」のような警告文が表示されることがあります。警告文にはさまざまなバリエーションがあり、「トロイの木馬e.tre456_wormに感染しています」のように非常に具体的なものや、「Windowsセキュリティシステムが破損しています」のような危機感を煽る内容のものもあります。
詐欺などの悪質なページだということが一目でわかる場合もありますが、「Microsoft」や「Windows」の公式ページとそっくりなデザインになっていて本物と区別がつきにくいことも少なくありません。「本当にウイルスに感染してしまったのかもしれない」と思って、不安になることもあるでしょう。
しかし、結論から言えば、このような警告文が表示されただけで不安に思う必要はありません。たとえ本当に悪意のあるページだったとしても、それが表示されただけでパソコンがウイルスに感染したり、システム破損などのダメージを受けたりすることはほとんどないためです。インターネットで怪しい警告文を目にしたら、すみやかにそのページを離れることが大切です。
怪しい警告表示かどうかを判断するには?
インターネットには怪しいページも存在するということは、多くの人が認識しているのではないでしょうか。しかし、実際に警告文を目にすると、「もし本当に対処が必要な警告だったらどうしよう」などと考えて焦ってしまうものです。焦らずに対処するには、悪質なページと公式な情報を見分けるためのポイントをおさえておくのがよいでしょう。
URLが公式ではない
1つ目のポイントは、URLが公式なものかどうかです。公式な情報は、必ず公式サイトから発信されます。いま見ているページが公式サイト内のものかどうかを判断するためには、URLを確認するとよいでしょう。URLはインターネットにあるすべてのページに割り振られており、ブラウザのアドレスバーで確認できます。
最初にチェックすべきなのは、通信が保護されているかどうかです。URLの先頭が「https://」と「http://」のどちらになっているか確認しましょう。
セキュリティソフトからの警告ではない
2つ目のポイントは、セキュリティソフトが出している警告かどうかです。OSやブラウザはセキュリティに配慮して開発されていますが、ウイルスに関する警告文を表示するような機能は最小限のものしか備えていません。本物の情報としてウイルス感染についてのメッセージを表示する可能性があるのは、セキュリティソフトだけだと考えてよいでしょう。そのため、パソコンにインストールされているセキュリティソフトからのものではないメッセージが表示されたときは、偽物だと判断できます。
警告音を鳴らすなど恐怖心を煽ってくる
3つ目のポイントは、恐怖心を煽っているかどうかです。悪意のあるページには、必要以上にユーザーを不安にさせるという特徴があります。恐怖心につけこんで危険なソフトをインストールさせたり、個人情報を入力させたりといった行動を誘っているのです。