本日は、電源が入らない?PCの電源ユニット故障を見分ける方法について紹介します。
パソコンの電源ボタンを押しても、うんともすんとも言わない…。こんなとき、多くの方が最初に疑うのが「電源ユニット(PSU)」の故障です。
しかし、実際には電源ユニット以外が原因の場合もあるため、慎重な見極めが必要です。今回は、電源ユニット故障の見分け方について詳しくご紹介します。
まずは基本チェック!
電源ユニットの故障を疑う前に、以下の基本項目を確認しましょう。
-
コンセントや電源タップが正常か?(他の機器で動作確認)
-
電源ケーブルがきちんと接続されているか?
-
パソコン背面の主電源スイッチが「ON」になっているか?
-
ノートPCの場合、ACアダプタやバッテリーに異常はないか?
これらを確認しても症状が変わらない場合、次のステップに進みます。
電源ユニット故障のサイン
電源ユニットが故障している場合、以下のようなサインが見られることが多いです。
-
電源ボタンを押しても、まったく反応がない
-
電源が一瞬入った後、すぐに切れる
-
ケースファンやCPUファンすら回らない
-
異音(バチッ、パチパチ音)が聞こえる
-
電源ユニットから焦げたような異臭がする
これらの症状がある場合、電源ユニットの故障がかなり濃厚です。
簡単なセルフチェック方法
デスクトップPCであれば、電源ユニット単体の動作チェックが可能です。
-
電源ケーブルを接続し、電源ユニットの24ピンコネクタの「緑色」と「黒色」のピンをクリップや針金でショートさせる(※安全のため自己責任で行ってください)
-
電源ユニットのファンが回れば、最低限の起動電力は出ていることがわかります。
ただし、これだけでは完全な正常判定とは言えません。ファンは回っても、負荷がかかったときに電力供給が不安定になるケースもあるため、本格的な診断には専門機器が必要です。
他の可能性も疑おう
電源ユニット以外にも、以下が原因で起動しないことがあります。
-
マザーボードの故障
-
メモリの不具合
-
CPUの破損
-
ケースの電源スイッチ自体の故障
また、静電気や帯電によって一時的に動作しないこともあります。
この場合は、パソコンの電源ケーブルを抜き、電源ボタンを数十秒長押ししてから再接続することで改善することもあります。
パソコンが起動しないとき、電源ユニットの故障を疑うことは重要ですが、焦らず順番に確認することが大切です。
確実な診断や修理を行うには、専門的な知識と機材が必要な場合もあります。
パソコンシェルジュでは、電源ユニット故障の診断から交換作業まで迅速に対応しています。
電源トラブルでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください!