本日は、液体をこぼしてしまった場合のMacキーボード修理対応策について紹介します。
Macのキーボードに液体をこぼしてしまった場合、即座に対応することで被害を最小限に抑えることができます。液体が内部に侵入すると基板の腐食やショートを引き起こし、深刻な故障に繋がる可能性があるため、迅速かつ正確な対応が求められます。ここでは、液体をこぼした際の修理対応策を具体的に解説します。
1. 電源を切る
最初に行うべきことは、MacBookの電源を直ちに切ることです。電源が入ったままだと液体が回路に触れ、ショートのリスクが高まります。次に、ACアダプタや外部デバイスを全て取り外してください。可能であれば、バッテリーを取り外すことが理想的ですが、MacBookのモデルによってはユーザーが簡単にバッテリーを取り外せない場合もあります。その場合は次のステップに進みましょう。
2. 本体を逆さにする
液体が内部に侵入するのを防ぐために、本体を逆さにして液体を排出します。この際、液体が広がらないように十分注意してください。タオルや柔らかい布で拭き取るのも効果的です。
3. キーボード表面の清掃
こぼれた液体が水であれば比較的被害は少ないですが、コーヒーやジュースなどの粘性のある液体の場合、キーボードがべたつく原因になります。乾いた布や綿棒を使って慎重に清掃を行い、可能であればアルコールを少量使って拭き取ると良いでしょう。
4. 乾燥させる
MacBookを完全に乾燥させるために、以下の方法を試してください:
- 自然乾燥
通気性の良い場所にMacBookを開いた状態で置いておきます。完全に乾くまで24〜48時間待つことが推奨されます。 - シリカゲルを使用
密閉された袋にMacBookとシリカゲルを入れることで効率的に乾燥できます。 - ドライヤーはNG
高温が部品にダメージを与える可能性があるため、ドライヤーの使用は避けてください。
5. 修理業者に相談する
自力で乾燥させた後も不具合が残る場合、Apple正規サービスプロバイダーまたは信頼できる修理業者に相談することをお勧めします。液体が基板に侵入している可能性があり、専門的な洗浄や部品交換が必要になることがあります。
6. 修理費用の目安
液体損害は保証対象外となることが多いため、修理費用が発生します。費用は損傷の程度によりますが、キーボード交換のみの場合は1〜3万円程度、ロジックボード交換が必要な場合は5万円以上になることもあります。
7. 予防策
- キーボードカバーを使用する
- 飲み物をMacBookの近くに置かない
- 定期的にバックアップを取る
液体をこぼしてしまった場合でも、正しい対応を取れば修理可能なことが多いです。しかし、早急な対応と適切な修理がMacBookの寿命を延ばすための鍵となります。
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