水没後のMacが起動しない原因とは?

パソコンシェルジュ川崎店です。

本日は、水没後のMacが起動しない原因とは?考えられる内部トラブルについて紹介します。

Macが水没した後に起動しない場合、内部での水による損傷が主な原因と考えられます。水が侵入すると、精密な部品に影響を及ぼし、正常な動作が妨げられます。ここでは、考えられるいくつかのトラブル要因を解説します。

1. ショートによるマザーボードの損傷

水が内部に入ると、電流が流れる経路が乱されてショートが発生します。これにより、マザーボードや回路の一部が損傷し、Mac全体が動かなくなることがあります。特に、Macの基板は複雑な構造を持っており、少しの水分でも広範囲に影響が及ぶ可能性があります。

2. 電源ユニット(電源回路)の故障

Macには電源を管理する回路が搭載されていますが、ここが水に濡れると、過電流が流れたり通電が止まったりすることがあります。この電源ユニットが故障すると、電力が適切に供給されず、起動すらできなくなるため、まず電源ユニットの点検が必要です。

3. バッテリーの故障

水没によってバッテリーが劣化またはショートしてしまうと、電力供給ができなくなり、Macの電源が入らなくなります。バッテリーは特に水に弱く、短期間で劣化が進むため、水没後はバッテリー交換が必要になるケースが多く見られます。また、Macの内蔵バッテリーが膨張や液漏れを引き起こすリスクもあるため、安全面でも早急な対応が必要です。

4. データストレージ(SSD)の損傷

水没が原因でSSD(ソリッドステートドライブ)に損傷が生じると、データが破損する恐れがあります。SSDはハードディスクに比べて水に強いとされますが、長時間水に浸かった場合や水分が通電時に入り込むと、回路がショートしてデータが消失することがあります。そのため、データ復旧を行いたい場合は早急に専門の業者に依頼するのが最善策です。

5. コネクタ部分の腐食

Mac内部の各パーツは、コネクタやケーブルで接続されていますが、これらの部分は非常に繊細で水分によって腐食しやすいです。腐食が進むと接触不良が発生し、デバイスが正常に動作しなくなります。特に、ケーブルや接続部が緑色に腐食する現象が起きると、部品交換が必要になるケースがほとんどです。

6. ファンや冷却機構の故障

Macは水没すると冷却ファンにも水が入り込み、ファンのモーターがショートしたり、機能が低下することがあります。冷却が不十分になると、デバイスが異常に熱を持ち、さらに深刻な損傷を引き起こします。そのため、冷却ファンが動作していないと感じた場合は、使用を控え、すぐに点検を受けることが重要です。

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水没したMacが起動しない場合、電源回路やマザーボード、バッテリー、SSDなどの各部品において、ショートや腐食が原因でトラブルが発生している可能性が考えられます。水没の影響を最小限にするためにも、迅速な応急処置を行い、専門の修理業者に相談することで、デバイスの寿命を延ばし、重要なデータを保護することができます。

当店では、水没クリーニングを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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