パソコンシェルジュ秋葉原です。本日は、マックブックの電源が入らないときの原因と解決法について紹介します。
1. 基本的なチェックポイント
バッテリーの確認
まず、バッテリーが完全に放電していないかを確認します。長期間使用していなかったり、バッテリーが劣化していると、電源が入らないことがあります。この場合は、MacBookを電源に接続し、しばらく充電してから電源ボタンを押してみてください。充電ケーブルやアダプターが正常に動作しているかも確認しましょう。
接続ポートの確認
USB-CやMagSafe充電ポートにほこりや異物が詰まっていると、充電がうまく行われず、結果として電源が入らないことがあります。柔らかいブラシやエアダスターを使って、ポート内を清掃してみてください。
2. ハードウェアリセット
SMCリセット
システム管理コントローラ(SMC)は、電源管理、バッテリー充電、ファン制御などのハードウェア関連の機能を制御しています。SMCに問題が発生すると、MacBookの電源が入らないことがあります。SMCリセットの手順は以下の通りです:
- MacBook(Intelプロセッサ搭載モデル):
- 電源を切り、電源ケーブルを外します。
- 左側の「Shift」キー、左側の「Control」キー、左側の「Option」キーを同時に押しながら、電源ボタンも押します。
- すべてのキーと電源ボタンを同時に離します。
- 電源ケーブルを再接続し、電源ボタンを押してMacBookを起動します。
- MacBook(Appleシリコン搭載モデル):
- これらのモデルでは、SMCリセットは不要です。電源が入らない場合は、通常の電源ボタンを10秒間長押しし、その後再度試してみてください。
NVRAM/PRAMリセット
NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)やPRAM(パラメータRAM)も、電源が入らない問題に影響を与えることがあります。これらをリセットする手順は以下の通りです:
- 電源を切ります。
- 「Option」キー、「Command」キー、「P」キー、「R」キーを同時に押しながら、電源ボタンを押します。
- 20秒ほど押し続けた後、キーを放します。
3. ハードウェアのトラブルシューティング
ディスプレイの確認
電源が入っていても、ディスプレイが真っ黒で何も表示されない場合があります。この場合、ディスプレイのバックライトや接続ケーブルに問題があるかもしれません。外部モニターに接続して、映像が表示されるかどうかを確認してください。外部モニターに映像が表示されるなら、ディスプレイ関連のハードウェアの問題が疑われます。
ファンやハードディスクの音を確認
電源ボタンを押した際に、ファンが回る音やハードディスクの動作音がするか確認してください。これらの音がしない場合、内部ハードウェア(例えばロジックボードや電源周りの回路)の故障が考えられます。この場合は、Appleのサポートや正規サービスプロバイダに相談することが必要です。
4. ソフトウェアの問題
セーフモードでの起動
ソフトウェアの問題で電源が入らないこともあります。セーフモードで起動することで、必要最小限のソフトウェアだけが読み込まれ、問題の診断がしやすくなります。セーフモードでの起動方法は以下の通りです:
- 電源が切れている状態で、「Shift」キーを押し続けます。
- 「Shift」キーを押しながら電源ボタンを押して、Appleロゴが表示されるまで「Shift」キーを押し続けます。
セーフモードで起動できた場合は、問題の原因となっているソフトウェアや設定を特定するためのトラブルシューティングを行いましょう。
5. 専門家の診断が必要な場合
上記の対策を試しても問題が解決しない場合、内部のハードウェアに深刻な問題が発生している可能性があります。この場合、Appleのサポートに連絡し、修理の手続きを進めることが推奨されます。特に、MacBookの保証期間内であれば、修理費用が保証でカバーされる可能性があります。
パソコンシェルジュでは、無料見積もりだけでも可能ですのでお気軽にお問い合わせください!