こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
パソコンが故障したときや機能拡張をしたいときはマザーボードを交換することがあります。その際、OSの継続利用はできるのかどうか不安に感じることはないでしょうか。Windows 10ならハードウェアを交換した後も継続利用は可能ですから心配は要りません。ライセンス認証もできます。ただし、適切に完了させるには事前準備と注意が必要です。
マザーボードを交換してもOSは継続して利用可能
マザーボードはメモリやCPUを取り付けるための基盤であり、パソコンそのものといえます。交換するとなればOSの継続が心配という人もいるかもしれません。結論からいえば、Windows 10ならマザーボードを交換した後もOSを利用することは可能です。本来、WindowsをOSとして稼働させるときには電話認証やドライバが必要でした。CPUやマザーボードのようなパソコン本体ともいえる部分を交換する際は、慎重さが求められてきました。あらかじめきちんと設定して準備をしておかないと正常に稼働しないことが多かったからです。
交換前の準備
マザーボードを交換する前に必ずやっておきたい準備がアカウントの紐付けです。Windows 10をローカルアカウントからMicrosoftアカウントへと変更しておきましょう。変更ができていないとWindows 10をそのままOSとして利用することができません。つまり、Microsoftのアカウントを取得しておけばマザーボードの変更に関係なくWindows 10が使えるということです。すでにMicrosoftのアカウントを取得している人はそのまま切り替え作業を行えます。Microsoftのアカウントを取得していない人は、まずMicrosoftの公式サイトで無料登録をしましょう。
ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへの切り替え手順は下記の通りとなります。
- スタートメニューから「設定」に進みます
- 「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリック
- 「自分用にセットアップする」というウィンドウへ進む
- このウィンドウでMicrosoftのアカウントとパスワードを入力し、「サインイン」をクリック
- 画面が切り替わったら「ローカルアカウント」のパスワードを設定します。 設定していない場合は空欄のままで次に進んでください
- 続いてPINの設定画面になりますが、ここは設定しなくても問題はありません
- ここまでの作業でローカルアカウントからMicrosoftアカウントに変更され紐付けは完了です
パーツの交換
Microsoftアカウントへの切り替え後はマザーボードの交換となります。
マザーボード交換手順
- マザーボードの交換をする前にパソコンの電源を落とします
- すぐに作業を始めてはいけません。 放電を行うためにしばらくそのまま放置しておきます
- 数分置いたらマザーボードが固定されているネジをドライバーで丁寧に外していきます
- 接続されているケーブルはゆっくり引き抜き、パソコンからマザーボードを外しましょう
- 続いてI/Oシールドを新しいものに交換し、メモリを取り外します
- 次にCPUを慎重に外していきます
- 続いてCPU用のクーラーも取り外しますが、埃などがあれば除いてきれいにしておくといいでしょう
- 交換するマザーボードにCPUとCPU用のクーラーを取り付けていきます
- 次にパソコンにマザーボードをセットして元通りにネジで固定する作業に入ります。このとき、ネジに緩みがないことを確認しましょう
- 続いてメモリを取り付け、外したケーブルもすべて接続して交換作業は完了です