本日は、パソコンのセーフモード起動方法とその活用法について紹介します。
パソコンが正常に動作しないときや、ウイルス感染の疑いがある場合、セーフモードで起動することでトラブルを解決できることがあります。セーフモードとは、WindowsやMacが最小限の機能で動作するモードで、不要なプログラムやドライバの影響を受けずにシステムの修復が可能です。本記事では、WindowsとMacのセーフモード起動方法とその活用法について解説します。
Windowsのセーフモード起動方法
Windowsでは、OSのバージョンによってセーフモードの起動方法が異なります。
1. Windows 10/11 の場合
① 設定メニューから起動
- 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」を開く。
- 「PCの起動をカスタマイズする」欄の「今すぐ再起動」をクリック。
- 「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」を選択。
- 「再起動」ボタンを押し、再起動後に表示されるメニューで「4(またはF4)」を押してセーフモードを起動。
② 起動時のオプション画面から起動
- パソコンを再起動し、「電源を入れた直後にF8キーを連打」(一部のPCではShift + F8)。
- 「詳細ブートオプション」メニューが表示されたら、「セーフモード」を選択。
③ 強制終了後に自動起動
- Windowsが正常に起動しない場合、パソコンを3回強制終了すると「自動修復」画面が表示される。
- 「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」からセーフモードを選択。
2. Windows 7 の場合
- パソコンの電源を入れたら「F8キー」を連打。
- 「詳細ブートオプション」から「セーフモード」を選択。
- Windowsが最小限のドライバで起動する。
Macのセーフモード起動方法
Macでもセーフモード(セーフブート)を使うことで、システムの不具合を解消できる場合があります。
Macのセーフモード起動手順
- Macの電源を切る。
- 電源を入れたらすぐに「Shiftキー」を押し続ける。
- Appleロゴが表示されたら、Shiftキーを離す。
- セーフモードで起動すると、ログイン画面が表示される。
セーフモードの活用方法
セーフモードを使うことで、以下のようなトラブルに対処できます。
- ウイルス感染の調査・駆除:不要なプログラムが起動しないため、ウイルススキャンがスムーズに実行可能。
- ドライバやソフトウェアのトラブル解決:特定のアプリが原因で起動できない場合、セーフモードで削除。
- システムの修復:「スタートアップ修復」や「ディスクユーティリティ」を実行し、エラーの検出・修正。
パソコンのトラブルに直面した際は、セーフモードを試して原因を特定し、適切な対処を行いましょう。