本日は、パソコンに水をこぼした時の対処法を1つ紹介します。
キーボードの表面を乾かす:水分除去の基本ステップ
パソコンを逆さまにして液体の排出を促した後、次に行うべきは、キーボードやパームレストなど外部の水分を徹底的に拭き取ることです。外部の水分をしっかりと除去することで、内部へのさらなる浸水を防ぎ、電子回路へのダメージを最小限に抑えることができます。この段階での乾燥作業は、故障の進行を防ぐための重要なステップとなります。
まず、柔らかく、吸水性の高い布やペーパータオルを使用し、キーボードやタッチパッド、パームレストなどの表面を丁寧に拭き取ります。特にキーの隙間や接続ポートの周りには水分が残りやすいため、細部までしっかりと確認しながら拭き取り作業を行いましょう。ここで注意すべきなのは、布やペーパータオルの繊維が残らないようにすることです。繊維がキーボードやポートの内部に入り込むと、さらなる不具合の原因となる可能性があります。
拭き取りが完了したら、次にドライヤーやエアダスターを使用して、細かな水分を飛ばす作業に入ります。ドライヤーを使用する場合は、必ず冷風で行いましょう。熱風を当てると、内部の基板やプラスチック部品が変形したり、熱による損傷を受けるリスクがあります。また、エアダスターを使用する際は、ノズルをパソコンに近づけすぎないように注意し、適度な距離から風を当てることで、内部の水分を効果的に除去します。
この拭き取りと風での乾燥作業は、表面の水分を除去するだけでなく、内部への浸透を防ぐための重要な役割を果たします。しかし、完全に乾いたと確信するまでは、電源を入れないことが肝心です。特に、表面が乾いていても、内部のコンポーネントにはまだ水分が残っている可能性があるため、この後の乾燥工程も確実に行うようにしましょう。
このステップでは、落ち着いて確実に水分を取り除くことが大切です。焦って作業を急ぐと、見逃した部分に水分が残り、後々の動作不良の原因となります。表面が乾いたとしても安心せず、次の乾燥作業を丁寧に進めることで、パソコンの損傷を最小限に抑えることができます。修理の必要性を減らし、長期的な使用における信頼性を維持するためにも、この段階での細かな乾燥作業は欠かせません。
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