パソコンが熱くなってしまうときは?

☆室温を調整する★
夏場のパソコンの熱対策として、まず1番に挙げられるのが部屋の室温を下げることです。製品によって異なりますが、一般的に室内の適正温度は5~35℃程度とされています。
また、最近の夏は外の気温が30℃を超えることが少なくありません。そのため室温が35℃を超えてしまうことも多々あるでしょう。クーラーや扇風機を活用して部屋の気温を下げたり、涼しい場所に移動したりしてパソコンを使用しましょう。しかしパソコンは冷やしすぎても故障するおそれがあるため、あまり温度を下げすぎないようにする注意も必要です。


☆通気口をふさがないように気を付ける★
パソコンの設置場所や、使用する場所も大事なポイントです。どんなパソコンにも、CPUの熱を逃がすための通気口や冷却ファンなどがついています。この熱を逃がす部分をふさいでしまうと熱が放出されず、パソコン内部の温度がどんどん上昇してしまいます。
デスクトップパソコンの場合は、通気口や冷却ファンなどはケースの背面についていることが一般的です。パソコンによっては複数ついているものもあります。デスクトップパソコンを最初に設置する際は、壁から10cm以上離して設置するようにしましょう。
ノートパソコンの場合、通気口は側面や背面についていることが一般的です。そのため、膝や寝具の上などの場所で使用すると、背面の通気口をふさいでしまうことがあります。
また、デスクトップパソコンと同様に、壁際での使用は排熱の効率が落ちるため控えるようにしましょう。ノートパソコンは机の上のような平なところで使用し、熱がこもらないようにすることが大切です。
☆通気口や冷却ファンをこまめに掃除する★
通気口や冷却ファンは、こまめに掃除をしてホコリをためないようにすることが大切です。
ホコリがたまってふさがれた状態になってしまうと、排熱機能が低下し、パソコン内部に熱がこもり続けることになってしまいます。
ノートパソコンの場合は、通気口や冷却ファンが目につく場所にあるためホコリに気づきやすいのですが、デスクトップパソコンの場合は、設置した場所によっては通気口部分がすぐに確認できません。ホコリがたまることが多くなってしまうでしょう。
排熱機能が低下してしまうと、パソコンのCPUやハードディスクの故障につながります。ホコリがたまっていないか、定期的に確認するようにしましょう。