パソコンから異音がする!放置NGの原因と対策を解説

パソコンシェルジュ秋葉原店です。

「最近、パソコンからカリカリ、ブーンといった音がするようになった」
「いつもよりファンの音が大きく感じる」
このような“異音”、そのままにしていませんか?

実はパソコンからの異音は、内部で不具合が起きているサインであることが多く、放置しておくと重大なトラブルに発展することも。業務に支障が出たり、大切なデータを失ったりするリスクもあるため、できるだけ早く原因を特定し、適切な対処が必要です。

今回は、パソコンから発生する異音の主な原因と、その対策について詳しく解説します。

1. ファンの劣化・ホコリ詰まり

異音の原因として最も多いのが、冷却ファンの劣化やホコリの蓄積です。

ファンはCPUやグラフィックボードなどの熱を外に逃がす重要なパーツですが、長年の使用やホコリの蓄積によって回転が不安定になり、「ブーン」「ガラガラ」といった異音を発するようになります。

特にデスクトップパソコンやノートパソコンの通気口にホコリが詰まっている場合、冷却効率が落ち、内部温度が上がることでファンがフル稼働し、音が大きくなります。

対策:エアダスターで通気口のホコリを定期的に除去し、可能であれば内部の清掃やファンの交換を検討しましょう。クリーニングに不安がある場合は、プロの業者に依頼するのが安心です。

2. ハードディスクの故障(HDD)

「カリカリ」「コツコツ」というリズミカルな音がする場合は、HDD(ハードディスク)の読み取りヘッドに異常が発生している可能性があります。

HDDは物理的に回転する部品が多いため、摩耗や衝撃で故障しやすい部分です。特に「キュイーン」「ガッ」という音がする場合は、重度の故障が疑われ、データ消失の危険が高まります。

対策:すぐにバックアップを取り、パソコンの使用を中止しましょう。HDDの状態を診断できる無料ツール(CrystalDiskInfoなど)を使ってもいいですが、不具合が深刻な場合は、データ復旧業者に相談するのが最善です。

3. 光学ドライブの空回り

CD/DVDドライブにディスクを入れていないのに、「カラカラ」「ウィーン」といった音がする場合は、ドライブが誤作動して空回りしている可能性があります。

ドライブ内部のセンサー不良やソフトウェア的な誤認識が原因で、常にディスクが読み込まれていると誤認してしまうことも。

対策:使用していない場合は光学ドライブを無効にする、またはBIOS設定で無効化することで改善される場合があります。それでも続くようであれば、部品の交換や取り外しを検討しましょう。

4. 電源ユニットやマザーボードからの異音

高い音で「ジーッ」「ピーピー」といった音がする場合は、電源ユニットやマザーボード上の部品が劣化・故障していることがあります。

このような異音は「コイル鳴き」と呼ばれ、音自体は無害なこともありますが、長期間続くようであれば部品の交換が必要です。まれに電源トラブルの予兆となることもあり、注意が必要です。

対策:耳障りなだけでなく、突然の電源断やマザーボード故障に繋がることもあるため、早めに専門業者に診断を依頼することをおすすめします。

異音の放置は“取り返しのつかない故障”の元

異音はパソコンの「助けを求める声」。
そのまま使い続けると、以下のようなリスクがあります。

  • データの消失(HDD・SSD故障)

  • 突然のシャットダウン(熱暴走)

  • 交換対応が必要になり、修理費が高額に

症状が軽いうちに対処すれば、修理や交換のコストを抑えることもできます。

異音に気づいたら、すぐにご相談を

パソコンシェルジュでは、異音の診断から部品のクリーニング・交換まで対応可能です。
「なんとなく音が気になる」「これって故障?」という小さな疑問でも大丈夫。
法人様・個人様問わず、ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

あなたのパソコン、異音のサインを見逃さず、安心して長く使えるようメンテナンスをしていきましょう!

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