ハードウェアの異常も?黒画面表示の際のPC内部の確認と修理判断

パソコンシェルジュ奈良出張店です。

本日は、ハードウェアの異常も?黒画面表示の際のPC内部の確認と修理判断について紹介します。

Windowsパソコンの起動時に画面が真っ黒になり、カーソル以外が表示されないといった問題が発生する場合、ソフトウェアや設定の不具合に加えて、ハードウェアの異常も考えられます。特に、バックライトやディスプレイ、メモリ、ストレージ、グラフィックカードといったハードウェアの不具合が原因で黒画面になることがあります。ここでは、ハードウェア異常が原因かを確認する方法と修理の判断基準について解説します。

1. ディスプレイやバックライトの確認

黒画面の原因がディスプレイやバックライトの問題である場合があります。ディスプレイが壊れていると、パソコンは正常に動作していても画面が表示されないため、黒画面として認識されることがあります。特にノートパソコンでは、バックライトが機能しないと画面が暗くなり、表示が確認できなくなります。

  • 確認方法として、外部モニターを接続し、画面が表示されるか確認しましょう。外部モニターで正常に表示される場合、内蔵ディスプレイやバックライトに問題がある可能性が高いため、修理業者への依頼を検討する必要があります。

2. メモリ(RAM)の異常

メモリが正しく認識されていない場合、パソコンが起動プロセスでエラーを起こし、黒画面になることがあります。メモリの取り外しや増設作業の後に問題が発生する場合や、経年劣化でメモリが故障している場合などがこれに該当します。

  • メモリが原因かを確認するには、一旦メモリを取り外して接続し直す方法があります。また、複数のメモリスロットがある場合は、1枚ずつテストし、故障しているメモリモジュールを特定することができます。

3. ストレージ(HDD/SSD)の状態確認

ストレージに問題があると、Windowsの起動プロセスが正常に完了せず、黒画面に陥る可能性があります。ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)の不具合や故障が原因で、システムファイルの読み込みが行えないことが多くあります。

  • ストレージの問題を確認するには、BIOS画面でストレージが正常に認識されているかチェックします。また、別のパソコンにストレージを接続してデータの読み書きができるか試すと、故障の判断材料になります。異常が確認された場合、データのバックアップを早急に行い、修理や交換を検討しましょう。

4. グラフィックカードの確認

デスクトップパソコンの場合、グラフィックカード(GPU)に問題があると黒画面が表示されることがあります。特に、重い作業中や過熱が原因でグラフィックカードが故障すると、画面に何も表示されなくなることがあります。

  • グラフィックカードの異常を確認するには、オンボードグラフィック機能(内蔵GPU)がある場合にそれに接続を切り替えて起動する方法があります。これで正常に表示される場合、外付けのグラフィックカードの故障が疑われるため、修理や交換が必要となります。

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Windowsの黒画面がハードウェアに起因する場合は、ディスプレイやバックライト、メモリ、ストレージ、グラフィックカードの不具合が考えられます。これらの確認作業を行い、特定のハードウェアに問題がある場合は修理業者への依頼を検討することで、迅速なトラブル解決が期待できます。

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