ノートPCのキーボード

こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。

「文字を打とうとしても数字が打たれてしまう」

「数字を打ちたいのにカーソルが操作されてしまう」

など困った事態に遭遇したことのある方もいるでしょう。

これらの原因は、「NumLock」というキーを押すことによって起こる現象です。

NumLockキーのほかにも、キーボード入力を変える「ロックキー」というものがいくつか存在します。今回は、NumLockキーをはじめとするロックキーとその解除方法についてご紹介します。

NumLockキーとは

NumLockキーとは、主にキーボードの右側に配置されているキーです。

「Num」は「Numeric」(または出典によっては「Number」)の略で、「Lock」はロック(鍵)を意味します。つまり、NumLockキーは「数字をロック・解除するキー」です。

NumLockキーを使用すると、1つのキーに割り当てられた2つの機能を切り替えることができます。

コンパクトさが売りのノートパソコンの場合、デスクトップパソコンのキーボードのようにすべてのキーが配置されているわけではありません。1つのキーに2つの機能が割り当てられていることがほとんどです。

そのため、ノートパソコンの機種によってはキーボード上にNumLockキーがない、ということもあります。

ログイン画面とログイン後の画面

ログインパスワードに数字を使っている場合などは、テンキーボードを有効にしておきたい場合もあると思います。ですがこの部分はレジストリの修正が必要となります。レジストリとはWindows OSの設定情報のことで、システムの根幹に関わるところなので初心者で変更することはオススメできません。

面倒ではありますが、手動でNumLockキーを毎回切り替えるようにしましょう。

また、ログイン後の画面でNumLockキーを有効にして置きたい場合は、パソコンを終了させる時にNumLockキーをONにしておきます。これは終了時の状態を覚えておいて保持しているためです。

NumLockキーが無いパソコン

Lenovoのノートパソコンの一部のモデルなどには、NumLockキーは搭載されていません。その場合には、「スクリーンキーボード」を使用することが代替案としてメーカーにより提示されています。

英字の小文字・大文字を切り替えるキーです。「Caps」は「capital letters」の略で、大文字を意味しています。オンの状態で大文字になり、オフの状態で小文字になる、大半のキーボードに搭載されているキーです。

CapsLockキーはちょうどShiftキーの真上にあります。

オン・オフの切り替えは、Shiftキーを押しながらCapsLockキーを押すため、英字を打つ際に誤って大文字になることは少ないでしょう。

 

ScrollLock キー

NumLockキー同様、テンキーが存在しない小型のノートパソコンには搭載されていないことの多いロックキーです。キーボードによっては、NumLockキーと同じボタンとされているものもあります。

通常の検索や文書ファイルの作業では機能せず、表計算ソフトやデータ処理系ソフトなど、特定のアプリケーションで作動します。通常の使用では厄介なキーではありません。パソコンによっては、略して「Scroll Lk」、「Scr Lk」と記載されている場合があります。