キーボードが壊れた

こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です

キーボードの症状と原因

キーボードの調子がおかしいからといって、すぐに故障と決めつけてしまうのは早計です。まずは、キーボードの不具合にはどんな症状があるのかを紹介していきます。あわせて、症状から考えられる原因についても詳しくみていきましょう。

キーの誤作動

キーボードの代表的な異常といえば、「キーにふれていないのに勝手に文字が入力される」「キーを押しても反応しない」などでしょう。勝手に文字が入力されるときは、何らかの理由でキーが沈み込んだままになっているのかもしれません。キーのすき間にゴミが挟まっているせいでキーが戻ってこないこともあれば、キーを支えている土台が劣化してキーが下がった状態になっていることもあります。この場合、ゴミを取り除いたりパーツを交換したりすることで改善できる可能性があります。

キーを押しても何も反応しない、入力されないというときは、まずその症状がキーボード全体で発生しているかどうかを確認しましょう。

一部のキーのみ反応しないのであれば、各キーの下にある配線や基板に何らかの問題があると考えられます。また、すべてのキーが反応しないときは、キーボードそのものに異常や故障が起きている可能性が高いでしょう。そのほか、キーの下に異物が挟まっていて反応しないこともあります。

浸水

キーボードの故障の原因としてよくあるのが、水をかけてしまったことによる浸水です。ノートパソコンは構造上キーボードの下にマザーボードがあるため、キーボードだけではなく、パソコンそのものも故障してしまいかねません。浸水というと大げさに聞こえるかもしれませんが、「デスクの上に置いておいた飲み物を倒してこぼしてしまった」「子どもがジュースをかけてしまった」など、日常的に起こりやすい事故でもあります。

もし水をかけてしまったら、ただちに電源を落として水分をふき取り、パソコン本体を乾燥させましょう。水分が奥へ侵入してしまわないよう、開いたまま新聞紙の上などにさかさまにして放置するとよい場合もあります。さらに、完全に乾くまでは電源を入れてはいけません。風通しのよい場所や乾燥した場所に少なくとも数日間は放置し、内部の水分が乾いてから電源を入れ、様子を見ましょう。

また、こぼしてしまったものが水ではなく、牛乳やジュース、お酒などの場合、さらに被害が深刻になりかねません。ジュースなどに含まれている糖分などは腐食の原因となり、こぼした当初は異常がなくとも、中で乾燥してこびりつくことで新たな異常を発生させることがあります。

物理的破損

キーボードはパソコンパーツの一部ですので、当然のことながら物理的に壊れることもあります。特に高いところから落としたり、強い力でタイピングしたりしてキーが外れてしまうことは珍しくありません。キーボードは構造による違いがあり、広く使われているのは「メンブレン式」「パンタグラフ式」「メカニカル式」の3種類です。安価で広く出回っている「メンブレン式」のキーボードは、取れてしまったとしても簡単にはめ直すことができます。しかし、ノートパソコンのキーボードは、キーボードそのものを薄くできる「パンタグラフ式」のものがほとんどで、複雑な構造をしているためキーをはめ直すだけでもかなり苦労します。