本日は、ブルースクリーンの原因は?エラーメッセージ別の解決策について紹介します。
パソコンを使用中、突然画面が青くなり、英語のエラーメッセージとともに再起動…。これは多くのWindowsユーザーが一度は経験する「ブルースクリーン(BSoD=Blue Screen of Death)」と呼ばれる現象です。深刻なシステムエラーが発生したことを示す警告であり、場合によっては重大なトラブルの前兆となることもあります。
ブルースクリーンには原因ごとに異なるエラーメッセージが表示され、それぞれに対処法があります。今回は代表的なエラーコードとその解決策をご紹介します。
■ 0x0000007E(SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED)
このエラーは、主にドライバー関連の問題で発生します。新しい周辺機器を接続した直後や、ドライバーをアップデートした際に起こることが多く、不適合や破損が原因です。
【対処法】
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最近インストールしたドライバーを削除またはロールバック
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デバイスマネージャーから不明なデバイスを確認
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各メーカー公式サイトから最新版の正しいドライバーをインストール
■ 0x0000001A(MEMORY_MANAGEMENT)
このエラーは、メモリに関する問題が原因で発生します。RAMの故障や、過剰な負荷によってメモリ管理がうまくいかない時に表示されます。
【対処法】
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メモリ診断ツール(Windowsメモリ診断など)でRAMをチェック
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メモリスロットやメモリモジュールの差し直し
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必要以上にメモリを消費するアプリを終了・アンインストール
■ 0x00000050(PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA)
このエラーは、不正なメモリアクセスによって引き起こされます。古いドライバーやウイルス対策ソフトが原因となることもあります。
【対処法】
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セーフモードで起動し、最近インストールしたアプリやドライバーを削除
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RAMやハードディスクの状態を確認
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システムの復元で安定していた時点に戻す
■ 0x000000F4(CRITICAL_OBJECT_TERMINATION)
システムの重要なプロセスが終了したときに表示されるエラーです。ストレージやマザーボードなど、ハードウェアの不良も関係している場合があります。
【対処法】
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SSDやHDDの健康状態をチェック(CrystalDiskInfoなど使用)
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ストレージの接続ケーブルを確認・交換
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BIOSのアップデートや初期化も視野に入れる
■ それでも解決しないときは?
ブルースクリーンが頻発し、エラーメッセージの原因が不明な場合は、Windowsのクリーンインストールを検討するのも一つの方法です。ただし、データのバックアップをしっかり行ってから進めましょう。また、パーツの経年劣化が原因の場合は、修理や買い替えも視野に入れる必要があります。
ブルースクリーンは、パソコンが「何か重大なトラブルが起きています」と教えてくれているサインです。エラーコードをしっかり読み取り、冷静に対処することで、症状の悪化を防ぐことができます。もしご自身での対応に不安がある場合は、無理せず専門業者に相談するのが安心です。パソコンの健康を守るためにも、日頃からこまめなメンテナンスとバックアップを心がけましょう。